Sベイツの復帰を喜ぶベンガルズQBバロウ、ラムズとの合同練習にフル参加へ
2022年08月25日(木) 13:01シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウが戻ってくる。
バロウが報道陣に対して現地24日(水)に実施される練習にフル参加すると伝えた。この日の練習は昨シーズン最後にベンガルズを打ち負かしたチームであるロサンゼルス・ラムズと合同で行われる。
盲腸の切除手術を受けてからこれまで医師の指示に従ってきたバロウ。治療のために数週間離脱した後、回復して復帰を許可されている。水曜日に報道陣に向けて、すべてが計画通りに進んでいると明かしたバロウは、体重を増やす必要があることやその経過について新たな情報を提供した。
現在は、試合のスピード感覚を取り戻すことが重要だ。単なる練習とはいえ、バロウには調子を取り戻すのにかなり最適な競争相手が用意されていると言えよう。
バロウはキャリア初の合同練習について「何が起こるか本当に分からない」と語っている。「どのくらい激しくなるのかは分からない。自分たちのディフェンス以外を相手に対戦できることに単純に興奮している」
今回の練習でバロウが直面する守備陣には、バロウがキャリア初のスーパーボウル優勝を手にするチャンスを断ち切った張本人であるディフェンシブエンド(DE)アーロン・ドナルドがいる。とはいえ、今度は練習であるため、第56回スーパーボウルのときのようにドナルドがバロウを倒すことはないだろう。
バロウは微笑みながら「少し見逃してくれるといいんだけど」とコメントした。
記者会見で多くを語らなかったバロウは、フィールドに戻れることを単純に喜んでいる様子を見せている。第56回スーパーボウルに出場してNFLに衝撃を与えた後、大きな期待を寄せられながら2022年を迎えているベンガルズは、その主要な立役者たちを取り戻した。
非常に重要な立役者であるセーフティ(S)ジェシー・ベイツ三世は今週、フランチャイズタグテンダーにサインしてチームの活動に再び参加するようになり、ホールドアウトを終えている。これはベンガルズが今週中に受け取った2つ目の良いニュースだった。
「みんなジェシーが大好きだ」とバロウは言う。「彼みたいにロッカールームでもフィールドでも優れた選手が仲間にいて、ああいう状況に陥っていたら、誰でもできる限り彼のサポートをするだろう。彼の問題はあくまでも彼の問題だ。彼が取引を成立させたかったのは分かっているけど、そうはならなかった。彼は今ここにいて、プレーする準備ができている」
バロウはフィールド上の練習もメンタル面の調整も含めて、シーズンに向けての準備をこれからも続けていく。目標までそう遠くないところまで来ていると感じているバロウは「外に出てプレーすることはできるけど、今はまだ自分が望むところには到達していない」と強調した。
一方のベイツは、ベンガルズから適切な長期契約のオファーを受けていないことで感じているフラストレーションを一旦脇において、2022年シーズンに自分の潜在能力を最大化することに焦点を当てようとしている。ベイツはシーズン第1週を迎えればまた元の状態に戻れると考えているようだ。そして、ヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーもベイツが9月11日(日)に行われるピッツバーグ・スティーラーズ戦に間に合う見込みだと報道陣に明かしながら、ベイツの意見に賛成している。
ベンガルズと長期契約を結べなかった理由を聞かれたベイツは「それは俺が答えるべき質問じゃないと思う」と答え、こう続けた。「このフランチャイズや他のチームに対して、自分が何であるか、自分が誰であるかを示し続けられる素晴らしい機会だと思っている」
「すでに言った通り、自分がこのリーグで最高のセーフティの1人であることを証明する機会だと思っている。なぜまだ報酬を得られないのか分からない。俺にとってこれは家族のために財産を築くいい機会だ。決して悪い数字じゃないし、このフランチャイズタグが悪いわけでもないから、それに甘い考えを持つつもりはない。すでに話したように俺は恵まれている。ここにいられて幸せだ」
【RA】