QBガロポロについて「どんなシナリオにもなり得る」と49ersシャナハンHC
2022年08月25日(木) 14:34NFLのクラブがロースターを53名に削減する期日まで1週間を切ったが、クオーターバック(QB)ジミー・ガロポロは依然としてサンフランシスコ・49ersのメンバーのままだ。
49ersは2021年シーズン終了後、元先発QBと決別してQBトレイ・ランスを後任にしようとしていた。しかし、ガロポロがオフシーズンに肩の手術を受けたことにより、トレードの話は頓挫。シーズン開幕が近づく中、トレードがすぐに実現しない場合、49ersは基本給が2,420万ドル(約33億0,890万円)のガロポロをカットするか、ロースターに残しておくかの決断を迫られることになる。
49ersの幹部はガロポロに対する計画について、あいまいな態度をとり続けている。
『NBC Sports Bay Area(NBCスポーツ・ベイ・エリア)』によると、49ersのヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンは最近、「その日に自分が何をするかは分からない。(われわれは)おそらく、その時が来たら決断するだろう」と述べ、こう続けたという。
「どんなシナリオにもなり得ると思う」
49ersはガロポロをカットして最終的に他チーム――例えば、ライバルのシアトル・シーホークス――に移籍させることを快く思っていないようだが、期限があることでNFLの動きは活性化される。来週の火曜日は49ersが大きな決断を下す日になるはずだ。高額な年俸を支払わなければならないベテランを維持するか、何もせずにカットするか。後者は宿命的に決められた選択のように思えるが、49ersは確定しているわけではないと主張している。
ガロポロの健康状態について、投球時の調子が良さそうだと公表したシャナハンHCは次のように語った。
「ジミーとはいつもコミュニケーションをとっている。彼は普段と変わらない。いつも本当にいい投球を見せている。だから、いつもとまったく同じように見える」
ガロポロがチームミーティングに参加しておらず、現在のプレーブックさえ持っていないと伝えられていることから、プレシーズンアクションの最終週に意外なトレードが実現でもしない限り、ガロポロが来週中にカットされるのは既成事実として認められていると言えよう。
【RA】