現地25日（木）、タンパベイ・バッカニアーズのヘッドコーチ（HC）トッド・ボウルズが土曜日に行われるインディアナポリス・コルツ戦でチーム内の健康な選手は全員出場すると明かした。

その中にはこの3日間の練習にフルで参加したクオーターバック（QB）トム・ブレイディも含まれている。

ボウルズHCはブレイディがコルツ戦で他の健康なオフェンスの先発組と一緒にスターターとして出場すると発表。『The Athletic（ジ・アスレチック）』によれば、ボウルズHCはブレイディがプレシーズン中にいくつかの打撃を受けたオフェンシブラインと信頼関係を構築することが目的だと話しているという。

バッカニアーズはシーズン終了のケガに見舞われたセンター（C）ライアン・ジェンセンをキャンプ序盤に失っただけではなく、最近になってACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）とMCL（内側側副靭帯／ないそくそくふくじんたい）を断裂したレフトガード（LG）アーロン・スティニーも故障者リザーブ（IR）に置くことを余儀なくされている。これを受けて、ボウルズHCはコルツ戦ではドラフト2巡目で指名した新人オフェンシブタックル（OT）ルーク・ゲーデケを先発レフトガードとしてプレーさせる予定だと述べた。

ブレイディがキャンプ中にとった休暇は今週で終わり、彼は調子を取り戻してきている。ボウルズHCはベテラン選手の休養日を考慮するとブレイディは実質3回の練習しか休んでいないと指摘し、ブレイディがチームから離脱していた期間を軽視する態度を見せた。

ボウルズHCはブレイディの不在がオペレーションにどのような影響を及ぼしたのかと質問された際に「われわれは大丈夫だ」と答えている。

次の試合はブレイディにとって、今年初のプレシーズンアクションだ。ブレイディは2021年、バッカニアーズのプレシーズン初戦と第3戦に出場していずれも先発を務め、レギュラーシーズン開幕前に計16回のパスを投げている。

【RA】