ラムズとベンガルズ、複数の乱闘騒ぎを受けて合同練習を途中で打ち切り
2022年08月26日(金) 10:17現地25日(木)、ロサンゼルス・ラムズとシンシナティ・ベンガルズはいくつかのケンカが勃発したことを受けて合同練習を早めに切り上げた。
複数の報道では、オールプロに選出された経歴を持つラムズのディフェンシブエンド(DE)アーロン・ドナルドが、ある小競り合いの中で少なくとも1人のベンガルズ選手のヘルメットを振り回したと指摘されている。
ベンガルズのヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは「ちょっとした乱闘があったから、そこで切り上げた」と述べた。「それが最後の瞬間だった。2日間、本当にいい取り組みができた。あと数回、余分にプレーする価値があったのか? いや、なかった。だから終わりにした。2日間いい取り組みができたし、土曜日にプレーしに行こう」
一方、ラムズのショーン・マクベイHCは報道陣に対し、ケンカの原因は分からないと明かしている。
『L.A. Times(L.A.タイムズ)』によると、マクベイHCは「チームが互いに守り合う場合もあると思う。幸い、私の認識では誰もケガをしなかったし、この件から前に進むことができる。これ以上は大きな問題にするつもりはないし、非難に目を向けることもない」と述べたという。
また、テイラーHCは騒動の原因について言及することを避けており、「何が起こったかについては触れないが、もう終わったことだ。2日間の仕事をみんなが健康な状態で終えた」とコメントした。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは、練習中の選手の行動を監督する責任はリーグではなく、クラブにあると報じている。したがって、木曜日の騒動に関与したドナルドや他の選手に対してリーグが処分を下す可能性は低いとつけ加えた。しかし、チームは練習中の行動に対して選手に処分を下すことができる。
第56回スーパーボウルで対戦した両チームは、水曜日に行った2回のセッションのうち1回目でそのアクションを再現しており、それは滞りなく行われた。しかしながら、木曜日はフィールド上で複数のケンカが勃発。報道によれば、その中でも比較的大きな騒動の中心にいたのはベンガルズのオフェンシブタックル(OT)ラエル・コリンズとラムズのラインバッカー(LB)レナード・フロイドだったという。
ある時点で、コリンズがフロイドのヘルメットをフロイドに対して投げつけたことをきっかけに、両チームの大勢の選手が殴り合い、怒鳴り合い、押し合いへし合いになったと伝えられている。コリンズとフロイドは2回目の大乱闘の際にもやり合っていた。
最終的には、コーチたちが見切りをつけている。両チームが分かれた後、残りの練習は中止となった。
両チームは土曜日に実施されるプレシーズン最終戦で対戦することになっている。
【RA】