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足首の捻挫から順調に回復中のセインツQBウィンストン、プレシーズン最終戦に意欲的

2022年08月26日(金) 11:18

ニューオーリンズ・セインツのジェイミス・ウィンストン【AP Photo/Gerald Herbert】

トレーニングキャンプで右足を捻挫したニューオーリンズ・セインツのクオーターバック(QB)ジェイミス・ウィンストンはプレシーズンでまだプレーしていないが、ケガは「日に日に良くなっている」と話しており、今週は今年のプレシーズンで初めて練習にフルで参加することができた。

ウィンストンは今週の練習でより多くの動きをプレーに取り入れることができたと記者団に話している。現地24日(水)にはプレーの最後に危険を承知でスライドを行い、チームメイトを不安にさせたかもしれないことを認めたが、万全かどうかを確認するためには必要なことだったという。

「それくらいはできるようになっていないとダメだ。だから、今ほどいいタイミングはないって思ったんだ。どうしても練習したかった」とウィンストンは述べている。「昨日はいい感じだった。前よりも走ったり動き回ったりすることができた。ゲームにはそれが必要だからな。日に日に良くなっていると思う」

捻挫は軽傷とされ、ウィンストンは何があってもシーズン第1週には間に合う見込みだと話していた。それでもセインツがレップス数を制限しているのは、ウィンストンが痛みを我慢してプレーしようとしていたため、それがさらなる問題を引き起こさないよう、慎重な構えを取っていたからだと説明している。

「大きなケガではないけど、膝の心配もあるから、念には念を入れているだけさ。片側に負担がかかることで他のところを痛めないようにしているんだ」とウィンストンは述べた。

28歳のウィンストンは昨年のシーズン第8週のタンパベイ・バッカニアーズ戦でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、MCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)も負傷。有望な2021年シーズンはそこで終わり、ウィンストンにとって回復への長い道のりが始まった。ようやく練習に復帰したところで足を捻挫しているため、欠場するのがプレシーズンの試合だけなのであれば、無理をしないことが賢い選択だと言えよう。

その余分な休養は功を奏したようで、水曜日にウィンストンは自分の膝を“心から”信用できると話しており、ロサンゼルス・チャージャースと対戦する金曜日のプレシーズン最終戦には出場したいと、意欲的な姿勢を示した。実際に出場するかどうかの最終判断はヘッドコーチ(HC)のデニス・アレンに委ねられているが、ウィンストンは実戦に参加することと、チームメイトとの絆を深めることの両方を、レギュラーシーズンが始まる前に実現したいと話している。

「できればプレーしたい」とウィンストンは言う。「ボールが本気で飛び交っているところに出て、他の選手たちと競いたい。俺は試合前の雰囲気が好きなんだ。みんなの目を見て気合を入れて、試合が始まる時にはチーム全体の絆が深まっている感じがいいんだ。フットボールで一番好きなことのひとつが、戦いの前の瞬間だ。だから、レギュラーシーズンの前にそれを体験しておきたいと思っている」

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