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ビルズ新人Pマット・アライザが未成年への集団性的暴行で告訴される

2022年08月26日(金) 15:26


バッファロー・ビルズのマット・アライザ【AP Photo/Adrian Kraus】

バッファロー・ビルズの新人パンター(P)であるマット・アライザと他の2名が、昨年に行われたサンディエゴ州立大学の課外合宿で未成年者に集団性的暴行をしたとして告訴された。訴えは現地25日(木)にサンディエゴ上級裁判所に提出されている。

この訴えではアライザが学外の住宅の外で17歳の少女と性交渉をもった後、この少女を室内に連れ込み、そこでこの少女が繰り返し暴行を受けたとされている。原告は当時未成年だったためにこの訴えの中で“ジェーン・ドゥ”という仮名で表されているものの、現在は18歳になっていると『Associated Press(AP通信)』が伝えた。

訴状の中で名が明かされている他の2名は現在もサンディエゴ州立大学のロースターに入っているゼイビア・レナードと、もうチームには所属していないナウリン・“パーア”・エワリコだった。レッドシャツを経験したアライザは3年生だった2021年にスターパンターに成長し、2022年NFLドラフト以前に全国のトップパンターとしてレイ・ガイ賞を受けている。

訴状によれば、原告は10月17日にパーティーに行くことを決断した際、友人たちと飲酒しており、“到着時から明らかに酔っていた”という。友人たちと離れ離れになった原告にアライザが接近し、ドリンクを勧めたとされている。原告はこのドリンクには“アルコールだけではなく、他の中毒物質が含まれていた“と考えているとのことだ。

AP通信によれば、サンディエゴ警察は公的には何らかの容疑者を特定しておらず、逮捕は行われていないという。『NFL Media(NFLメディア)』はサンディエゴ警察および地方検事事務所に取材を試みたものの、情報は得られなかった。

アライザの弁護士は最初にこの訴訟について報じた『Los Angeles Times(ロザンゼルス・タイムズ)』に、まだアライザに対する訴訟を再検討していないものの、申し立てられた内容は誤りだと語っている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ジアルディが取得した声明の中で、
ビルズは次のように述べた。

「われわれは先日、2021年10月のことからマットが関連している民事訴訟について知らされた。訴訟の深刻さに伴い、われわれはこの件について徹底した調査を行った。この民事訴訟は現在進行中であるため、現時点でこれ以上のコメントはしない」

大学側は先月からタイトルナイン(教育機関における性差別や性暴力に関する法律)に基づく調査を行っていると『Times(タイムズ)』が伝えている。

ビルズは2022年ドラフトの6巡目でアライザを指名。アライザは今週に、来るシーズンに向けてチームの先発パンター職を勝ち取っていた。

ビルズは現地金曜日にカロライナ・パンサーズとのプレシーズン最終戦に臨むことになっており、ジアルディによればアライザはチームに帯同しているという。

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