足首負傷で4週間から6週間の離脱が見込まれるパンサーズQBダーノルド、セカンドオピニオンへ
2022年08月28日(日) 09:50カロライナ・パンサーズのクオーターバック(QB)サム・ダーノルドが現地26日(金)に行われたプレシーズン第3週のバッファロー・ビルズ戦でハイアンクルスプレインに見舞われて4週間から6週間ほど離脱する見込みだと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。
ヘッドコーチ(HC)マット・ルールは土曜日、MRI検査の結果としてダーノルドのケガが“深刻な”状態だったことが判明し、回復するまでに時間がかかる可能性があることを認めた。
パンサーズの一員になってから2シーズン目を迎えているダーノルドは、金曜日に行われた試合の後半に負傷している。同じく2018年ドラフト1巡目指名を受けたQBベイカー・メイフィールドにポジション争いで敗れてからわずか4日後の出来事だった。
退場する前、ダーノルドはパス11回中5回成功、49ヤードを記録している。
チームはメイフィールドを先発QBに指名したことでダーノルドの退団に関する計画をしていた可能性があるが、今回の負傷はその計画を複雑なものにしている。しかし、それだけではなく、この数週間で手薄になったQBルームに新たな問題を生じさせた。
パンサーズはメイフィールドとダーノルドにポジション争いをさせ、2022年ドラフト3巡目で指名したQBマット・コラルにレッドシャツイヤーを送らせる計画のもと、余裕を持った状態でトレーニングキャンプを迎えた。
しかしながら、パンサーズはコラルがリスフラン関節を負傷してシーズン終了となり、ダーノルドが少なくともレギュラーシーズンの4分の1を欠場する見込みとなっている状況でトレーニングキャンプを終えている。
パンサーズで2020年と2021年に1試合ずつ先発出場し、キャリア3年目を迎えているP.J.ウォーカーは、もともとQBルームでのけ者にされていた。現在は、メイフィールドのバックアップとしてロースター入りを果たしている。
ルールHCは「明らかに、うちには2人のクオーターバックがいる」と述べ、こう続けた。「通常は2人用意してシーズンに臨む。サムは戻ってくると思うし、問題はそれが何週間後になるかということだけだ。他のポジションと同様、あらゆる選択肢を検討する。(ジェネラルマネジャー/GMの)スコット(フィッタラー)はその点で素晴らしい仕事をしてくれている。この特定のオフェンスで彼らをトレーニングさせるために多くの時間を費やしてきたし、これまでやってきたことをさらに積み重ねていくだけだ」
選手層は薄くなっているものの、パンサーズはビルズ戦を経て新たなナンバー1QBに対する自信を深めているはずだ。メイフィールドは金曜日、限定的に出場してパス15回中9回成功、89ヤード、タッチダウン2回をマークして切れ味の良さを見せつけた。
ダーノルドが足首のケガから回復する頃には、パンサーズはメイフィールドのポジション争いの勝利がレギュラーシーズンにどのように反映されているかを知ることができるだろう。
【RA】