セインツOTペニングが足の靭帯を断裂、無期限で離脱へ
2022年08月28日(日) 12:07ニューオーリンズ・セインツの全体19位指名選手がレギュラーシーズンの試合に出場するタイミングは遅くなりそうだ。
オフェンシブタックル(OT)トレバー・ペニングが現地26日(金)に行われたプレシーズン第3週のロサンゼルス・チャージャーズ戦で靭帯を断裂して手術が必要になると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが土曜日に情報筋の話をもとに伝えた。ドラフト1巡目指名を受けたペニングは無期限の離脱を余儀なくされている。
ペニングはプレシーズン最終戦で10回のスナップに参加した後、カートでサイドラインからロッカールームへと運ばれた。
ノーザンアイオワ大学出身で、マイアミ・ドルフィンズに移籍したテロン・アームステッドの後継者になると見られていたペニングは、不安定な状態でルーキーシーズンの始まりを迎えている。プレシーズンが始まる前、ペニングがチームメイトと3度目の口論をした際に練習から追い出されたことは大きなニュースとなった。セインツはペニングが強気な態度を攻撃の最前線で発揮することを期待していたが、それはチーム内ではなく、対戦相手に向けられることを想定していただろう。
ヘッドコーチ(HC)デニス・アレンは当時、問題に対処すると報道陣に話していた。また、ペニングもそれ以上は騒ぎを起こしておらず、キャンプ中の小競り合いはそれ以降に起きていない。
セインツはプレシーズンを通してペニングを多用していた。ペニングはヒューストン・テキサンズ戦では53回、グリーンベイ・パッカーズ戦では42回のオフェンシブスナップに参加。NFLの試合として初めて臨んだテキサンズ戦ではサック1回を許し、『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』のグレードで38.5をつけられるなど苦戦を強いられたが、プレシーズン第2週のパッカーズ戦では69.5まで向上させている。
ペニングはキャンプを通して足の問題に対処しているジェームス・ハーストと先発レフトタックル(LT)の座をかけて争ってきた。ちなみに、セインツは非公式デプスチャートでハーストを1番手としている。
アレンHCは金曜日の試合後、チームはハーストが“近いうちに”復帰すると見込んでいると明かした。この発言とペニングの負傷を考慮すれば、クオーターバック(QB)ジェイミス・ウィンストンの前に立つオフェンシブラインではハーストがレフトタックルを務め、ライアン・ラムチェックがライトタックル(RT)を務めることになりそうだ。
ペニングは今後、ケガからの回復とプロレベルのプレーに磨きをかけるために必要な練習に戻ることに専念していくだろう。
【RA】