ニュース

レイダース、苦渋の選択でFBリースを解雇

2016年09月27日(火) 13:54


オークランド・レイダースを解雇されたFBマーセル・リース【AP Photo/Eric Risberg】

オークランド・レイダースが現地26日(月)、フルバック(FB)マーセル・リースの解雇を発表した。

レイダースのジェネラルマネジャー(GM)レジー・マッケンジーは今回の解雇について、次のように話している。

「リースがここ数年でこのチームにもたらしてくれたものを言葉で表現することは難しいが、フィールドの内外問わず、彼の行動がどんな言葉よりも多くを物語っている。今回の決断は非常に難しいものだった。マーセルのチームメイトやチームに対する献身、また、彼のレイダースへの誇りに対する十分な言葉が見つからない。われわれはマーセルと彼の家族の幸せを祈るばかりだ」

昨年12月、運動能力向上薬の使用でNFL規定に違反したリースは4試合の出場停止処分を言い渡され、ようやくプレー資格を得たところだった。

リースの不在中、レイダースは代わりとなる5年目のランニングバック(RB)ジャマイズ・オラワリーを見つけ出し、2018年までの3年600万ドル(約6億円)で契約を延長している。

ヘッドコーチ(HC)のジャック・デルリオは「マーセルは素晴らしいチームメイトだった。プレーヤーとして、また、1人の男として感謝する。彼には今後もベストを尽くしてもらいたい」と語った。

オークランドで7シーズン活躍した31歳のリースにとって、260万ドル(約2億6,200万円)の年俸は釣り合わなくなっていた。走力と捕球能力のどちらも兼ね備えたリースが近いうちに他チームから興味を示されるのは間違いない。