タイトエンド（TE）のオースティン・セフェリアン・ジェンキンスがニューヨークへ向かう。

ニューヨーク・ジェッツは現地26日（月）、タンパベイ・バッカニアーズによって23日にウェイバーにかけられていたTEセフェリアン・ジェンキンスを獲得したと発表。ジェッツはセフェリアン・ジェンキンス獲得のためにラインバッカー（LB）のジュリアン・スタンフォードを放出している。

このニュースは『ESPN』が最初に報じたもの。

バッカニアーズは現地23日（金）早朝、DUI（飲酒および麻薬服用時の運転）と運転免許証違反の容疑により逮捕されたのを受けてセフェリアン・ジェンキンスを放出していた。

今回の発表により、優れた身体能力を持つパスキャッチャーのセフェリアン・ジェンキンスが新たなスタートを切ることになる。2014年ドラフト2巡目指名で入団したセフェリアン・ジェンキンスはパスゲームでその才能を開花させた一方、フィールド上では安定感を欠き、故障癖も抱えていた。

バッカニアーズ運営陣にとって最後の決め手となったのが飲酒運転による逮捕だった。ヘッドコーチ（HC）であるダーク・コッターは8月の練習時、並ぶ場所が分からなかったセフェリアン・ジェンキンスを練習から追い出したこともある。これは“目が覚めるような”出来事だったと後にセフェリアン・ジェンキンスは語った。

セフェリアン・ジェンキンスは今、ジェッツの攻撃コーディネーター（OC）チャン・ゲイリー指揮の下で覚醒するチャンスを得た。6.5フィート（約196cm）のセフェリアン・ジェンキンスは、ワイドレシーバー（WR）のブランドン・マーシャル（6.4フィート／約193cm）、エリック・デッカー（6.3フィート／約190cm）、そしてクインシー・エヌーワ（6.2フィート／約188cm）らと共に、クオーターバック（QB）のライアン・フィッツパトリックにとって巨大なスローイングターゲットとなる。

バッカニアーズの攻撃システムで苦労したセフェリアン・ジェンキンスが、いかに早急にゲイリーの攻撃戦術に適応するかは見物だ。

今シーズンのジェッツはまだ、3試合を通してTEによるレセプションを成功していない。