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カウボーイズに対する懐疑的な見方を一蹴するQBプレスコット

2022年09月03日(土) 17:29

ダラス・カウボーイズのクーパー・ラッシュとダック・プレスコット【AP Photo/Ashley Landis】

今オフシーズンに行ったロースター再編により、ダラス・カウボーイズが再びNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区のチャンピオンになれる可能性について悲観的な見方が広まっており、同地区ではフィラデルフィア・イーグルスが最有力とされている。しかし、その否定的な意見はクオーターバック(QB)ダック・プレスコットの決意に拍車をかけるだけだ。

『ESPN』によると、プレスコットは「今のところは興奮の連続だ」と語ったという。「このチームのクオーターバックになれて、オフェンスやディフェンス、そしてコーチングスタッフのリーダーになれているのは本当に名誉なことだ。それから、特に俺たちについて言われていることは――どういう意味か分かるよな?――俺たちに欠けていることについては、どうぞ書き続け、話し続けてくれ。俺たちはプレーする準備ができている」

カウボーイズは2年連続でシーズン初戦にタンパベイ・バッカニアーズと対戦することになっているが、昨年と比べてカウボーイズの先発メンバーは大きく様変わりしている。ワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーとディフェンシブエンド(DE)ランディ・グレゴリーはチームを去った。WRマイケル・ガラップとWRジェームズ・ワシントンはケガにより当面の間は出場できないだろう。オフェンシブタックル(OT)タイロン・スミスも負傷しており、新人OTタイラー・スミスがブラインドサイドを守る先発として起用される可能性が高い。

レシーバーポジションではガラップとワシントンが欠けていることで、ノア・ブラウンと新人のジェーレン・トルバートがシーズン開幕時に重要な役割を担うと予想されているが、シーディー・ラムの後ろに控える彼らには大きな疑問符がついている。

「大きな期待がより大きな成果を生むと信じている」と言うプレスコットはこう続けた。「自分が自分自身にとって最大の批判者だと思っている。俺は自分に厳しい。他の誰よりも高くて、極端な、ものすごく高い期待を常に自分に抱いている。他の人も自分にそういう期待を寄せてくれていると感じるときはおもしろい。おもしろいよ。そのとき、自分が信じていることを、他の人たちも信じているんだ。ただ向上し続け、最高の自分になりたいだけだ」

カウボーイズが1995年シーズン以降、1回のプレーオフで何度も勝利を挙げたり、NFCチャンピオンシップゲームに進出したりしていないのは有名な話だ。また、カウボーイズは2006年から2007年にかけて達成して以来、2年連続でポストシーズンに進出したこともない。

プレスコットは「今こそ、この地区で連勝し、プレーオフを勝ち進み、俺のキャリアの中で実現されず、長い間実現されなかったと言われていることを成し遂げるときなんだ」と強調している。「そうやって歩みを進めていく。良い年に良い年を重ねることでそうするための良いチャンスを得るんだ。うちは良いチームだ。素晴らしいチーム、コーチング、組織がある。今こそ、横道にそれることなく、去年以上の成果を挙げて、去年を踏まえて次の段階へと進むときだ」

カウボーイズは例年、フットボールの専門家から突拍子もない高評価を受けながらシーズンを迎える。2022年シーズンに向けてその期待値が下がれば、結果も異なってくるかもしれない。

【RA】