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元イーグルス、ベアーズのOTピータースがカウボーイズと契約

2022年09月06日(火) 11:20

ジェイソン・ピータース【David Stluka via AP】


ジェイソン・ピータースにテンガロンハットを。ダラスを訪れたピータースが新たなカウボーイとなった。

2022年レギュラーシーズンの開幕まで1週間を切る中、ピータースとダラス・カウボーイズが契約の合意に至った。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地5日(月)に伝えている。ラポポートはピータースがカウボーイズの練習生としてスタートを切り、ラインアップ入りを目指して取り組んでいくとつけ加えた。カウボーイズも後にこの契約を正式に発表しており、それに伴う動きとしてディフェンシブラインマン(DT)ミカ・タフゥアをリリースしている。

40歳のベテランは金曜日にカウボーイズと面談しており、チームに契約を決断させた。カウボーイズではレフトタックル(LT)タイロン・スミスが深刻なケガを追っており、スミスは最短でも12月までは離脱することになりそうだ。

オールプロのファーストチームに2度選ばれたことのあるピータースは、長く待った末に今回の契約を手にしている。タイトル争いにからむチームがロースターを整えていく中、ピータースは待つことに満足していた。そして、不幸な出来事が起こった結果としてチャンスを手にしている。それでも、それは2022年にプレーするチャンスだ。

また、ピータースがすぐにプレーすることはないかもしれない。新人のタイラー・スミスがタイロン・スミスに代わるレフトタックルとしてシーズンをスタートする見通しであり、ピータースはその後ろで控えつつ、シーズンを通じてメンタルやフィジカルの準備面でサポートしていくのが理想だと見られている。

カウボーイズのヘッドコーチ(HC)であるマイク・マッカーシーは報道陣に対し、ピータースとの契約は“デプスを強化”するものであり、ピータースが月曜日の練習に参加する予定だと『Dallas Morning News.7(ダラス・モーニング・ニュース7)』に語っている。

ピータースは昨年の8月半ばにシカゴ・ベアーズと契約し、レフトタックルとして15試合に先発した。今回はそれよりも2週間以上遅いタイミングでカウボーイズと契約しており、すぐには先発しないと見られている。

その代わり、ピータースは有事に備えてデプスを深めつつ、カウボーイズがタイラー・スミスを2022年の本来の役割として想定していたガードに戻し、ルーキーに変わってピータースをレフトタックルに据えることを検討可能にしている。

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