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NFLのインターナショナルコンバインが10月にロンドンで再び開催

2022年09月06日(火) 11:40

NFLロゴ【AP Photo/Kyusung Gong】

NFLインターナショナルコンバインが2年連続でロンドンにて開催される。

この招待制のスカウティングイベントはアメリカで毎年開催されているNFLコンバインを踏襲し、世界中から集まった才能ある選手の中からNFLクラスの逸材を発掘して評価するものだ。44名のアスリートが選ばれ、10月3日(月)から4日(火)にかけてトッテナム・ホットスパー・スタジアムにてNFLの審査員たちの前で一連のテストに参加する。

NFLのフットボール開発担当副社長であるローマン・オーベンは、「インターナショナルコンバインをロンドンで開催するのは2年目で、多くの人々にわれわれの素晴らしいゲームに触れてもらう機会となる」と述べている。「このコンバインは新しい才能をグローバル規模で評価し、このスポーツにスポットライトを当て、参加者には最高レベルで競争する機会を提供することができる」

NFLインターナショナル・プレーヤー・パスウェイ(IPP)プログラムに参加するため、最大で13カ国を代表するアスリートたちが評価されることになる。

2017年に設立されたこのプログラムは国外の優秀なアスリートたちにNFLレベルの競技の機会を提供し、彼らのスキルを高め、最終的にはその選手たちがNFLのロースタースポットを手にすることを目標としている。

インターナショナルコンバイン終了後、特定のパフォーマンス基準に達し、NFLでプレーするポテンシャルを見せたアスリートたちが選抜され、IPPプログラムの一環としてアメリカで3カ月間のトレーニングに取り組む。これらのアスリートたちはアメリカでのトレーニングフェーズ後に再び選別され、一部の選手たちが2023年シーズンにNFLの各クラブに配置されることになる。

インターナショナルコンバインはIPPプログラム参加への最初の一歩であり、このプログラムはエフェ・オバダ(イギリス/バッファロー・ビルズ)、ヤコブ・ジョンソン(ドイツ/ニューイングランド・ペイトリオッツ)、ジョーダン・メイラタ(オーストラリア/フィラデルフィア・イーグルス)らがNFLで居場所を獲得する後押しとなってきた。

今年はマーセル・ダーボ(ドイツ/インディアナポリス・コルツ)、アデダヨ・オディライ(イギリス/ヒューストン・テキサンズ)、トーマス・オデュコヤ(オランダ・テネシー・タイタンズ)、アヨ・オイェロラ(イギリス/ジャクソンビル・ジャガーズ)がそれぞれAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区のチームの練習チームに参加する。

NFLインターナショナルコンバインは2022年のイベントで4回目を数える。2018年にはオーストラリア、2019年にはドイツで実施されてきた。また、渡航制限によってロンドンを訪れることができないアスリートのために、2021年はメキシコでもコンバインが行われた。ロンドンで開催されるのは今回が2回目となり、一般には非公開で行われる。

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