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コマンダースがプロボウル4度選出の元OLBケリガンをアシスタントDLコーチに採用

2022年09月06日(火) 11:52

ライアン・ケリガン【NFL】

アウトサイドラインバッカー(OLB)ライアン・ケリガンがフットボールキャリアの最終章を飾るためにワシントン・コマンダースに戻って来た。初めてのコーチング職を見つけるのに遠出をする必要はなかったようだ。

プロボウルに4度選ばれているパデュー大学出身のケリガンがコマンダースのアシスタントディフェンシブラインコーチに就任したと、現地5日(月)にチームが発表した。

ケリガンはトレーニングキャンプ中盤で解雇されたサム・ミルズ3世の穴を埋めることになり、ディフェンシブラインコーチのジェフ・ズゴニナが2022年にこのポジションを率いるに当たって、その豊富な経験による知見が役に立つことだろう。ミルズの解任に伴いズゴニナは8月上旬に昇格した。

2011年のドラフトで1巡目指名を受けたケリガンはすぐさま実力を発揮するようになり、同年にはPFWAオールルーキーチームに選出。2012年に初めてプロボウルに選ばれると、2016年から2018年にかけて3年連続で再びその栄誉に浴した。NFLでの11シーズンでケリガンは4シーズンで2桁台のサックをマークし、2014年にはキャリアハイとなるサック13.5回とフォースドファンブル5回を記録している。

NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区のライバルであるフィラデルフィア・イーグルスに移籍したプロ最後のシーズンまで、ケリガンはワシントンの柱として活躍した。7月下旬にケリガンはコマンダースに戻り、1日契約を結んでチームの一員として正式に引退した。その1カ月後、球団創立90周年記念事業の一環として、コマンダースは彼を「偉大な選手」のリストに加えている。

ケリガンのサイドラインでの旅路はいま、彼が最もよく知るフランチャイズで始まろうとしている。

【R】