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ジャイアンツのプレーコールはカフカOCが担当へ

2022年09月06日(火) 11:56

ニューヨーク・ジャイアンツのマイク・カフカ【NFL】

オフシーズン、トレーニングキャンプ、そしてプレシーズンでのオーディションを経て、マイク・カフカは2022年シーズンに新たな仕事を手に入れた。プレーコーラーだ。

ニューヨーク・ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールが現地5日(月)、攻撃コーディネーター(OC)のカフカにプレーコールを任せてレギュラーシーズンを迎えることになったと発表している。

カフカOCはその役割に慣れるべく、オフシーズンに多くの時間を費やしてきた。OTA(チーム合同練習)とミニキャンプでプレーコールを任されたカフカOCは、プレシーズンでもその役割を担っている。カフカOCはプレシーズン第1週に23対21で勝利したニューイングランド・ペイトリオッツ戦でプレーをコールし、ダボールHCはそのパフォーマンスに満足しているようだった。

それ以降、ジャイアンツのプレーコーラーに関する話題は途絶えていたが、ダボールHCはカフカOCを最後まで十分に評価した上でシーズン開幕からプレーコールの権限を与えたようだ。

ダボールHCの経歴を踏まえると、これは注目すべき決定だと言えよう。ダボールHCがジャイアンツで統率者としての仕事を得られたのは、バッファロー・ビルズ時代にプレーコーラーとしてクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンをスターダムに導き、ビルズ攻撃陣を爆発的かつ得点力のあるユニットへと押し上げた功績によるところが大きい。

ジャイアンツはダボールHCがQBダニエル・ジョーンズを同じように成長させられるのではないかと期待して彼を採用した。その目標から外れたわけではないが、ダボールHCは――成功を収めたヘッドコーチの多くがそうするように――よりマネジメント的なアプローチをとろうとしている。そして、NFLでクオーターバックとしてプレーしていた経験を持ち、プレーコールの仕事を担えることをプレシーズンに証明したカフカOCにその仕事を任せようとしているのだ。

現地11日(日)にナッシュビルでテネシー・タイタンズとの試合に臨むとき、カフカOCには本当の意味での最初の試練が訪れる。

【RA】