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バッカニアーズHCトッド・ボウルズがマウント・セント・メアリーズ大学で学士号を取得

2022年09月07日(水) 12:05


タンパベイ・バッカニアーズのトッド・ボウルズHC【AP Photo/Chris O'Meara】

タンパベイ・バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズが学士号を取得したことを、マウント・セント・メアリーズ大学が現地6日(火)に発表した。

プロ選手としてのキャリアを追求するために大学を去ってから37年、NFLで長年コーチを務めたボウルズは、青少年と地域開発の理学士の要件を満たしている。ボウルズは家族や地域の子どもたちの手本になりたいという思いから、学位を取得したいと常々考えていたといい、近年その関心はますます高まっていたという。

ボウルズは「学士課程を修了するというのは私が長年考えていたことで、NFLでプレーする際に母に約束したことでもあり、その約束を果たしたいという気持ちがあったんだ。そして、自分が父親となった今、息子たちが進学する際に手本となるような教育をしたいと思うようになった。また、私はさまざまな社会事業を通じて子どもたちとかなり広範囲に渡って関わってきて、子どもたちに、自分がやろうとすることは何でも達成できるということを示すことが重要だと感じていた」とコメントしている。

2020年夏、この計画が動き出したのは、ボウルズの長年の代理人であるアンソニー・アグノンからの提案だった。自身もマウント・セント・メアリーズ大学の卒業生であるアグノンは、ボウルズが当時バッカニアーズの守備コーディネーター(DC)として働きながら学業を修める方法として、同大学の速習教育・成人教育プログラムを推薦した。

ボウルズは、マウント・セント・メアリーズ大学のコミュニティとの関わりを自身の勉強だけにとどめず、スポーツマネジメントの在校生や大学の体験キャンプに参加する中学生と、自身のコーチング経験について話す時間を持った。また、2021年春にはスポーツマネジメントの講義でゲスト講師を務めている。

「地域社会への貢献、気概、強いリーダーシップなど、私たちの大学の精神から直接誰かを型取るとしたら、トッドがそれにあたるでしょう」と、ボウルズがゲスト講師を務めた講義のコリーヌ・ファルネティ准教授は述べている。

ボウルズは2023年5月に開催されるマウント・セント・メアリーズ大学の正式な卒業式に出席する予定だ。

【AK】