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ラムズのマクベイHCとスニードGMが2026年シーズン末まで契約延長

2022年09月09日(金) 09:30

ロサンゼルス・ラムズのショーン・マクベイHCとレス・スニードGM【NFL】

ロサンゼルス・ラムズは当面の間、チームを率いるコンビを継続させることになった。

現地8日(木)、ラムズがジェネラルマネジャー(GM)レス・スニードおよびヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイとの2026年シーズン末までの契約延長を発表している。

マクベイHCが契約を延長することは8月時点で公になっていたが、クラブはスニードGMとの契約がまとまるまで発表を控えていた。

ラムズのチーフオペレーティングオフィサー(COO)であるケビン・デモフは『Twitter(ツイッター)』に次のように投稿している。

「ショーンとレスが次の5年間で、引き続きわれわれを新たな高みへと押し上げてくれることに興奮している。チャンピオンシップを目指せる組織作りを絶え間なく追求してきた(ラムズのオーナー)スタン・クローンキーに感謝を。今回の契約延長はこの2人の素晴らしい仕事ぶりだけではなく、素晴らしいコーチ陣とスタッフ全員の功績を反映したものだ」

今回の発表は、スーパーボウルタイトルの防衛を目指すラムズがシーズン開幕戦でバッファロー・ビルズと戦う日に伝えられている。

スタン・クローンキーは声明で「われわれは組織として、日々より良くなれるよう常に努力している。そのためには、無私の心、専心、そして優れたリーダーシップが終始求められる」と述べ、こう続けた。

「ショーンとレスはまさにこのマインドセットを体現している。彼らはわれわれにとっての、勝ち負けを超越した成功の多くに不可欠な存在だ。彼らは組織全体に浸透している“We not me(私ではなく私たち)”という信念を象徴している。今回の契約延長は当然の結果だ。ショーンとレスが組織内や地域社会全体で重要な役割を果たし続ける中で、SoFiスタジアムでよりエキサイティングなシーズンを過ごせることを楽しみにしている」

2012年からラムズに所属しているスニードGMは目的のためには手段を選ばない“ドラフト指名権なんてどうでもいい”と言わんばかりのメンタリティで敏腕ぶりを発揮しながら、成功し続けるチームの陣頭指揮を執ってきた。GMに就任してから70回のトレードと96名のドラフト指名を行っており、そのうちディフェンシブラインマン(DL)アーロン・ドナルドとワイドレシーバー(WR)クーパー・カップを含む5名(2012年以降最多)がオールプロに選出されている。

また、スニードGMは2017年にマクベイHCの採用を後押しし、このコンビは過去5シーズンの間にラムズをNFLで最も勝率の高いチームの1つへと押し上げた。スニードGMとマクベイHCの下、ラムズは3度のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区優勝、2度のNFC優勝、そして第56回スーパーボウル優勝に輝いている。

過去5年間のレギュラーシーズンの成績は55勝26敗であり、スニード・マクベイ時代にラムズが負け越したことは一度もない。

ラムズは次の5シーズンもL.A.に同じような華やかさとハードウェアをもたらせると確信している。

【RA】