QBブレイディは「相手の喉元をゴキブリのように踏みつぶしたがっている」とカウボーイズLBパーソンズ
2022年09月09日(金) 11:03ダラス・カウボーイズのスターディフェンダーであるマイカ・パーソンズは、クオーターバック(QB)トム・ブレイディが初めてプロフットボールのスナップに参加した時、生後18カ月だった。パーソンズはTB12がNFLを支配していなかった時代のことを覚えていない。
シーズン第1週のカウボーイズ対タンパベイ・バッカニアーズの試合を前に、ラインバッカー(LB)のパーソンズはNFL界の多くの人がブレイディに対して感じていることを言葉にした。
「彼をこのリーグから追い出すしかない」とパーソンズは笑いながら『Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』のカルビン・ワトキンスに話している。「彼はこのリーグをあまりにも長く支配してきた」
パーソンズは昨年のバッカニアーズ戦での活躍もあって、2021年の守備部門年間最優秀新人賞を獲得している。その試合でタックル7回、QBヒット1回、パスディフェンス1回をマークしたパーソンズだが、ブレイディにいくつかのプレーで打ち負かされ、G.O.A.T.たるものが何なのかを直に体感することになった。
「彼の競争心を感じずにはいられない」とパーソンズは話している。「彼の中には強い闘志があるんだ。目で殺される。相手の喉元をゴキブリのように踏みつぶしたがっている感じだ。コンペティターはみんなそういうものを持っている。だから、自分も真のコンペティターなら、トム・ブレイディを尊敬するはずだ。コービー(ブライアント)のマンバメンタリティーを尊敬し、マイケル・ジョーダンを尊敬する。俺は自分がやらないことを人にやれとは言わない」
ブレイディはカウボーイズに対して6勝0敗(ニューイングランド・ペイトリオッツで5勝、バッカニアーズで1勝)をマークしており、これは対カウボーイズのQB記録としては歴代最多の黒星なしでの勝利数となる(ジョー・モンタナが5勝0敗)。
「彼はだいぶ支配してきた」とパーソンズは言い、こう続けている。
「結局のところ、他のスーパーヒーローと同じように、彼らにだって課題があって、その日の試合に負けようと、一つの勝負に負けようと、それを乗り越えなければならないんだと思う。ホークやソーがやられるのを見てきたし、キャプテン・アメリカだって倒されている。どんなスーパーヒーローもやられるんだ。でも、彼らは必ず立ち直って目的を達成する方法を見つける。だから、トム・ブレイディにも急所があるかもしれないし、ないかもしれない。彼はやられても間違いなく立ち直る。このリーグにいるたくさんの選手は、立ち直って戦い続けることができる限り、みんなスーパーヒーローだ」
2022年シーズンを迎えるに当たって、バッカニアーズのオフェンシブラインに不安が残る中、パーソンズ率いるカウボーイズのディフェンシブフロント7は、バッカニアーズのブロッキングがブレイディの急所になるかどうかを初めて試すことになる。
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