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NFL記録を樹立した2019年シーズンの自分を“上回ろうとしている”セインツWRトーマス

2022年09月09日(金) 14:09


ニューオーリンズ・セインツのマイケル・トーマス【AP Photo/Gerald Herbert】

2019年シーズンのNFL最多レシーブ記録を樹立したニューオーリンズ・セインツのワイドレシーバー(WR)マイケル・トーマスは、その年にレシーブ149回、1,725ヤード、タッチダウン9回を記録して素晴らしい活躍を見せた。しかしそれ以降、トーマスはあまりフィールドに姿を現していない。

トーマスはケガが原因で2020年シーズンにわずか7試合しか出場しておらず、2021年シーズンに至っては全試合を欠場している。

今週、練習場に戻ってきた29歳のトーマスは、2019年の自分よりさらに良くなることが目標だと語った。

『The Times-Picayune(ザ・タイムズ・ピカユーン)』のルーク・ジョンソンによれば、トーマスは「それを上回ろうとしている。確実にそれを上回ろうとしているんだ」と話したという。

2022年シーズンを迎えるにあたって、トレーニングキャンプの練習を再び欠席するなど、トーマスはケガの問題に悩まされ続けている。ハムストリングの問題により、現地7日(水)に行われた練習では限定的な参加とされていたものの、トーマスは日曜日に開催されるアトランタ・ファルコンズとのシーズン初戦に向けて準備を整えることが“目標”だと明かした。

「どう言えばいいんだ? 何もあきらめたくないし、今やっていることを続けていくだけだ」とコメントしたトーマスは「自分の才能、自分自身、自分のプレー、そして自分の技術を信じている。このゲームの良いところは日曜日にそれを見せられることだと思うし、それを見せたくてたまらない」と続けている。

トーマスが最後に試合に出場してから、セインツには多くの変化があった。クオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズが引退し、ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンが退任した。現在はジェイミス・ウィンストンが先発QBとなっており、デニス・アレンがヘッドコーチを務めている。

「結局のところ、俺が学んだのは、ゲームは変わらないということだ」と強調したトーマスは次のように続けた。「新しい選手が入ってきても、新しいコーチ陣になっても、ゲームは変わらない」

「セパレーションをつくり、オープンになり、プレーを生み出し、競争し、フィジカルになることがすべてで、自分のそういったところに誇りを持っている。俺は毎日、そういうことに取り組んでいる。だから、ボールが来るか、自分の番号が呼ばれて、そのプレーをしてすべてのチャンスを生かすとき、自分には成功させられる可能性が十分にあると思っている。ただ抜け出せなかっただけで、無限の可能性がある気がしている」

トーマスにとって最高の到達地点はセンセーショナルな活躍をした2019年シーズンであり、トーマスは再びその高みにのぼろうとしている。そのためにはまず、健康状態を維持することが必要だ。

【RA】