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ブラウンズ戦に敗れるも、より大きな目標を見据えるパンサーズQBメイフィールド

2022年09月12日(月) 13:12

カロライナ・パンサーズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Jacob Kupferman】

最高のクオーターバック(QB)はもうどちらのチームにもいない。クリーブランド・ブラウンズが獲得したQBデショーン・ワトソンが個人行動規範の違反によるペナルティで11試合の出場停止処分を受けた結果、依然としてフランチャイズQBを求めている2つのチームがどのような状態になっているのかが垣間見えている。

かつてブラウンズでフランチャイズQBだったベイカー・メイフィールドは、今度はカロライナ・パンサーズでそうなれることを証明するために今季を過ごそうとしている。あるいは、シーズン終了後にフリーエージェント(FA)になったとき、自分と契約したいと他チームに思わせるためにプレーするはずだ。ブラウンズからの苦渋の退団を経たメイフィールドが現地11日(日)に行われた試合の第4クオーターで見せた猛烈な追い上げは、ブラウンズが26対24でパンサーズに勝利したことに対し、両チーム共にプレーオフ争いで苦労するほどの欠陥があるという示唆を与えている。

第3クオーターでメイフィールドを連続でサックしたブラウンズのスターディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットは試合後、少し時間を費やしてメイフィールドに声をかけている。ギャレットは最も親しい間柄ではない元クオーターバックに“前進あるのみ”と語りかけた。

ブラウンズ戦に勝ってそれを自慢げに話したかったと認めたメイフィールドは「みんながこれをスーパーボウルみたいに扱っていた」と語っている。「あと16試合もある。スーパーボウルは2月になるまでない。今は9月の初めだ。これを流して、学んで、もっと良くなっていくんだ」

また、「見慣れた顔を見られるのはうれしい。感情的になったかって? あんまりそういうふうにはならなかった。俺たちが結果を残せなかったのは、スタートがうまくいかなかったのが主な原因だ」と後からつけ加えたメイフィールドは次のようにも話している。

「ためらったらだめだ。序盤はアグレッシブにならないと。序盤から自信を持たなきゃいけない。目を覚ます前に物事が起こるのを待ったらだめだ」

「俺はファイターだ。ずっと戦ってきた。それは変わらない。あと16試合。俺たちは試合に出る。あきらめるつもりはない。それはうちの文化じゃないし、自分が受け入れるものでもない」

【RA】