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テキサンズがコルツ戦で引き分けた理由はディフェンスの「ガス欠」とスミスHC

2022年09月13日(火) 10:56

ヒューストン・テキサンズのラビー・スミス【Paul Spinelli via AP】

ヒューストン・テキサンズのヘッドコーチ(HC)ラビー・スミスは現地11日(日)に行われたインディアナポリス・コルツとのシーズン開幕戦で、20対20の引き分けは負けよりもましだと判断したようだ。

延長戦の残り26秒、フィールド中央で第4ダウン残り3ヤードという状況に直面したスミスHCは、勝負をかけずにパントを選択した。この判断の主な理由は、疲れたディフェンスにあったとヘッドコーチは言う。

スミスHCはパントをコールしたことについて「このシーズンはこれからまだたっぷりとフットボールをする。それぐらい単純な理由だ」と日曜日に『Houston Chronicle(ヒューストン・テキサンズ)』に話している。「負ける可能性があるよりは引き分けた方がいいと思ったんだ。ディフェンスに関しては、最後の方はあまり相手を止めることができていなかった」

スミスHCは第4ダウンで勝負に出ることも検討したが、前のプレーでランニングバック(RB)のレックス・バークヘッドが第3ダウン残り1ヤードの場面でディフェンスに押されて2ヤードの後退を喫していることを考えると、テキサンズがコンバージョンに失敗した場合、コルツが得点圏内に入ることができると思ったと述べている。

「あの時は決して最高のディフェンスをしていたわけではない。チームは消耗していて少しばかりガス欠だった」とスミスHCは説明した。

テキサンズは第3クオーターの中盤まで20対3でリードしていたが、RBジョナサン・テイラーとコルツが第4クオーターに17点を奪い返し、オーバータイムを余儀なくされた。

テキサンズのディフェンスはクオーターバック(QB)マット・ライアンとコルツのオフェンスに517ヤードを許し、テイラーは31回のアテンプトで161ラッシングヤードと得点を記録。テキサンズは、QBデービス・ミルズが新加入のタイトエンド(TE)O.J.ハワードに2本のタッチダウンパスを通し、リードを広げる好スタートを切ったが、ディフェンスがそれを維持することができなかった。

テキサンズ対コルツが引き分けに終わり、テネシー・タイタンズとジャクソンビル・ジャガーズが敗れたため、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区はシーズン第1週を終えて0勝2敗2分となる。

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