出場時間を気にしないジャイアンツWRトニー、「コーチするためでなく、プレーするために給料をもらっている」
2022年09月16日(金) 14:30ニューヨーク・ジャイアンツの開幕戦でワイドレシーバー(WR)カダリウス・トニーがスナップ7回分のプレーをしてから3日が経ち、彼は自身の出場時間の少なさを理由にテネシー・タイタンズに対する第1週の勝利に失望していたと思うのはおかしいと主張した。
トニーは現地14日(水)、チームのウェブサイトの記者であるマイケル・エルセンに「勝利に失望する? 勝利に失望するのか? それはおかしい」と話している。
「もし俺が2つのプレー、1つのプレーだけの出場で俺たちが勝つなら、俺はそのことに関して何も気にしない。それでOKだよ」
日曜日にジャイアンツが21対20で勝利した後、新ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールの積極的なアプローチは賞賛され、スターランニングバック(RB)セイクワン・バークリーの復帰が絶賛された。しかし、ジャイアンツの選手に注目して精査すると、2021年NFLドラフトの全体20位で指名されたワイドレシーバー(WR)であるトニーには、常に負の光が当たる何かがあり、日曜日にはわずかスナップ7回しかプレーできなかった。
トニーが1巡目指名のポテンシャルを発揮し、ジャイアンツが試合を動かすことができるトニーの才能から恩恵を受けるという期待は、振るわなかった最初のシーズン以来、実現されないまま長引いている。そのポテンシャルは発揮されないまま、新しいシーズンの最初の試合の大部分で活用されなかったのだ。
1年を通してケガと戦ったうえ、チームの体制変更があったトニーは、日曜日の試合で前半2回、後半5回のスナップでしかプレーしていない。しかし、彼は自分がどのように使われ、どの程度の頻度で使われるかを気にしていない。
トニーは「最終的に、俺は自分の番号が呼ばれたときにそこにいたんだ。シンプルに俺は自分の仕事をした。俺は自分の仕事をするという一つのことのためだけに給料をもらっている」と話した。
ルーキーシーズンにレシーブ39回、420ヤード、タッチダウン0回を記録したトニーにとっての2022年の最初の日曜日は、前述した通りスナップ7回でパスターゲットにされることもなく、オプションパスプレー1回を含む2回のラッシュで23ヤード、ボールを進めたのみだった。
2021年、トニーは当時のジョー・ジャッジHCの下でジャイアンツのオフェンスに慣れることが課題であり、併せて稼働率も課題だった。彼はルーキーシーズンに7試合を欠場し、ビッグ・ブルーに所属して以来、太もも、足首、四肢、腹部、肩、膝のケガに悩まされてきた。特に膝は、このオフシーズンの小規模な手術の原因となった。開幕前の練習時間が不足していたことが、短い出場時間の原因である可能性がある。
ダボールは「カダリウスは信頼できる。私は数週間前にわれわれのレシーバーについて言及したと思うが、レシーバーは競争的な状況にある。そして、彼らは週単位で評価されることになる。だから、出場停止や出場時間や出場回数に関連して、全員が自分の役割を得ることになるのだ。ある週は1試合丸々、ある週はもっと少ないかもしれない。でも、カダリウスはわれわれのやり方をよく覚えてくれている。彼が情報を十分得ているかについての懸念はない」と話した。
フロリダ大学出身のトニーは、これまでステーキよりも多くの興奮をもたらし、あちこちでビッグプレーを見せつけているが、決して安定している訳ではない。それにもかかわらず、トニーは水曜日に明白なことを述べた。自身がどのくらいのプレー時間を得ることができるかは気にしていないということだ。
トニーは「俺はプレーするために給料をもらっているんであって、コーチをするためじゃない。どんなプランがあるのかは知らない。結局、俺はすべてのプレーに参加できるように準備する必要があるんだ。それ以外のことはわからない」と語った。
現時点では、トニーがフィールド上で物語ることができるようになることが期待されている。次のチャンスは第2週、メットライフ・スタジアムでのカロライナ・パンサーズとの対戦だ。
【AK】