WRプライヤー、2015年にペイトリオッツ入りしていた?
2016年10月07日(金) 18:41
今週末、ワイドレシーバー(WR)テレル・プライアーはクリーブランド・ブラウンズの切り札として、停止処分から復活するクオーターバック(QB)トム・ブレイディを合わせた巨大戦力、ニューイングランド・ペイトリオッツと対戦する。
今季のプライヤーはレシーブ数、ヤード数共にチーム首位に立ち、ブラウンズの攻撃陣を率いている。プライヤーはヘッドコーチ(HC)ヒュー・ジャクソンの前に突然現れた救世主だ。しかし、そんな彼は2015年、ペイトリオッツのHCビル・ベリチックの支配下に置かれていたかもしれない。
プライヤーは地元メディア『The Plain Dealer(ザ・プレイン・ディーラー)』に対し、「俺はペイトリオッツに行くものだと思っていた。ビル・ベリチックが俺に好意を持っていてくれたことを知っていたんだ。ワークアウトもうまくいったし、全てがうまくいった。本当に、ベリチックは俺を獲ると思った」と明かした。
昨年秋のニューイングランド訪問を「素晴らしかった」と絶賛したプライヤーであったが、ハムストリングの負傷が完治しているかどうかベリチックは確信を持てていないようにも感じていた。
ベリチックは現地5日(水)、記者に対してプライヤーを「とても才能ある選手」と評し、「身長とスピードでどんなボールもキャッチでき、その身長を生かしてディフェンスからボールを奪うことも可能だ。ボールを扱う技術やジャンプ能力なども群を抜いている」と褒めたたえた。
そしてベリチックは「あの時はそう思えなかったが、今は明らかだ。彼はブラウンズで良いプレーをしている」とも明かした。
ジシンシナティ・ベンガルズ時代からプライヤーを知るジャクソンは、彼に絶大な信頼を寄せる。それを受けた今季のプライヤーは一瞬たりとも目を離せないような目覚ましい活躍を続けている。プライヤーがいまだ勝利のない悲惨なブラウンズに勝ち星を付けるヒーローとなるかもしれない。