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マンデーナイトに“残酷な”敗北を喫したタイタンズ

2022年09月21日(水) 13:52


テネシー・タイタンズのライアン・タネヒル【Joe Robbins via AP】

現地19日(月)、テネシー・タイタンズはマイク・ブラベル時代でもっとも無慈悲な敗北を喫した。マンデーナイトのプライムタイムに行われたバッファロー・ビルズ戦を41対7という大差で落としたのだ。

タイタンズのクオーターバック(QB)であるライアン・タネヒルはチームの公式サイトに「残酷だった」と話している。

「あんなゲームを体験したことはなかった。ひどい、残酷な夜だ。でも、まだフットボールができるチャンスはたくさんある。だから、早く次のページをめくって、次の週に備えなきゃな」

「今回はなかなか飲み込めない試合だったけど、座り込んで大仰に悲しがっている場合じゃない。ページをめくってどこかを直し、次の週に備えるんだ」

タイタンズはオープニングドライブで得点したものの、そこからは最後までふらついていた。攻撃陣は最後の10回のポゼッションでわずか112ヤード、ファーストダウン更新8回にとどまり、守備陣はビルズQBジョシュ・アレンとワイドレシーバー(WR)ステフォン・デイッグスに圧倒されている。

ヘッドコーチ(HC)のブラベルは「われわれは完全に打ちのめされた。単純明快だ」と述べた。

「彼らがコーチングでわれわれの上を行き、プレーでわれわれを上回った。そういうことだ。仕事に戻り、フットボールゲームでまた勝つための道を探す」

タネヒルはパス20回中11回成功、117ヤードにとどまり、サック2回、さらにインターセプト2回を喫した。そのうちの2回目によって、タネヒルは第3クオーターにベンチに下がっている。パサーレーティング32.7は試合あたりの数字としてキャリア最低であり、パッシングタッチダウンがなく、複数のインターセプトを喫したのは、タイタンズに入ってから初めてのことだった(最後に経験したのはマイアミ・ドルフィンズ時代、2018年シーズン第17週のビルズ戦)。

攻撃陣はランニングバック(RB)デリック・ヘンリーを活用することができなかった。ヘンリーはキャリー13回で25ヤード、タッチダウン1回と低迷し、これは1試合の記録としては2018年以来最も低い数字だった。

タイタンズの若きセカンダリーはアレンとビルズのパス攻撃に圧倒され、ビルズは最初の8回のポゼッションで6回得点している。あまりにも大きな差がついたため、アレンら先発メンバーは第4クオーターでプレーしていない。

タイタンズのセーフティ(S)ケビン・バイアードは「めちゃくちゃ気まずい負けだったし、これまでにこんなことがあったかすら覚えていない」と話し、こう続けた。

「今日はたくさんのことに打ち負かされた。きつかったし、マンデーナイトだからことさらそうだった」

タイタンズが30ポイント以上の差をつけられて負けたのは、2017年シーズン第4週のヒューストン・テキサンズ戦以来だ。当時、ブラベルHCはテキサンズの守備コーディネーター(DC)だった。

タイタンズが0勝2敗でシーズンをスタートしたのは、2012年以来のこと(6勝10敗でシーズン終了)。NFLが1975年に第1シードの割当を初めてから、前年度のディビジョンウイナーが0勝2敗のスタートを切ったのは13例目だ(タイタンズは2001年と2009年も同様のスタート)。0勝3敗かそれより悪いスタートを複数回切ったことがあるのは、タイタンズだけとなっている(2009年に0勝6敗、2001年に0勝3敗)。

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