レイブンズがDEピエール・ポールと1年契約、最大7億円
2022年09月23日(金) 10:28スーパーボウル優勝を2度経験した選手がパスラッシュの威力を提供するためにボルティモア・レイブンズへ向かっている。
かつてニューヨーク・ジャイアンツとタンパベイ・バッカニアーズの一員としてプロボウルに選出されたことのあるディフェンシブエンド(DE)ジェイソン・ピエール・ポールがレイブンズと最大550万ドル(約7億8,377万円)相当の1年契約を結ぶと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地22日(木)に報じた。
第一報を伝えたのは『CBS Sports(CBSスポーツ)』のジョシナ・アンダーソンだ。
今年6月にレイブンズを訪問したピエール・ポールは今週もまた訪問していたが、現在はその場にとどまっている。
レイブンズ(1勝1敗)は前回の試合でわずか1回のサックしか記録できずにマイアミ・ドルフィンズに42対38で悲惨な敗北を喫したばかりだ。全盛期はすでに過ぎているとはいえ、33歳のピエール・ポールはパスラッシュの分野で少しばかり力を発揮することができるだろう。ピエール・ポールはDEカライス・キャンベルやアウトサイドラインバッカー(OLB)ジャスティン・ヒューストンといったベテラン選手と、OLBオダフェ・オウェやインサイドラインバッカー(ILB)マリク・ハリソンといった若手選手のいるディフェンシブフロントに合流する。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、レイブンズのディフェンシブフロントはクオーターバック(QB)プレッシャー率が23.9%であるのに対し、サック率はわずか3.5%とのこと。
ジャイアンツから2010年ドラフト1巡目指名を受けたピエール・ポールはそこでスーパーボウル制覇を1回経験し、プロボウルに2回選出された。2018年にバッカニアーズに移った後、2回目のスーパーボウル優勝とプロボウル選出1回を果たしている。
2020年にサック9.5回、タックル55回をマークしてプロボウラーになったピエール・ポールだが、昨季は12試合に先発出場してサック2.5回、タックル31回という記録にとどまった。彼にあとどれほどの戦力が残っているかは今のところ未知数だ。
【RA】