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カーディナルスQBパーマーが49ers戦に除外

2016年10月06日(木) 15:18

脳しんとう発症を受けて49ers戦欠場が明らかになったカーディナルスQBカーソン・パーマー【Paul Jasienski via AP】

現在1勝3敗のアリゾナ・カーディナルスは次戦、何が何でも白星が欲しいところではあるが、先発クオーターバック(QB)カーソン・パーマー不在で勝利しなくてはならない。

カーディナルスは49ersとのサーズデー・ナイト・フットボールで先発QBパーマーが欠場すると発表。

QBドリュー・スタントンが今季初の先発出場を果たす。

パーマーは現地2日(日)、ロサンゼルス・ラムズに敗れた試合で脳震とうを発症。ヘッドコーチ(HC)ブルース・アリアンズは「パーマーの治療はうまくいっているが、念のため今回はチームに帯同させない」と明かした。パーマーは今季、低調ぎみのスタートを切っている。4試合ですでに5インターセプトを受け、現時点で15ヤード以上のパサーレーティングは40.5ポイント。これに対し、昨年の彼は15ヤード以上のパサーレーティングで104.7ポイントを記録していた。今季のパーマーがパス飛距離に難を抱えていることがわかる。

スタントンにとって今回の試合は、肩や膝十字靭帯(じんたい)の負傷で離脱したパーマーに代わり8試合の先発出場を果たした2014年以来で初めての先発試合となる。スタントンは先発として7勝5敗のキャリアで、2014年は5勝3敗。

アリアンズの戦略は十分に理解しているスタントンだが、パーマー程の積極性はなく、狭いスペースに出すパスの正確性にも難がある。

先週2日の試合で途中出場したスタントンは37ヤード、11パス中4回の成功(36.4%)で2インターセプト。

スタントンのパス成功率はキャリア通算で54%。2014年、パス平均7.1ヤードでキャリアハイを記録したスタントン。この数字は2016年現在において23位相当だ。

第2週から第4週にかけて1試合平均165.7ヤードを許している49ersディフェンス陣に対し、木曜日のカーディナルスはランニングバック(RB)のデービッド・ジョンソンとアンドレ・エリントンをうまく多用すべきだ。