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ビルズSハイドが首負傷でIR入り、シーズン終了に

2022年09月25日(日) 10:07

バッファロー・ビルズのマイカー・ハイド【AP Photo/Matt Durisko】

2022年シーズンにスーパーボウル優勝を狙うバッファロー・ビルズは、守備陣のリーダーの1人を欠いた状態でそれを目指さなければならなくなる。

首の負傷により、現地24日(土)に故障者リザーブ(IR)に登録されたセーフティ(S)マイカー・ハイドがシーズンを棒に振ることになると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがハイドの代理人を務めるジャック・ベクタの話をもとに報じた。

その後、ビルズはハイドをIRに登録したことを正式に発表している。

ベクタは『Twitter(ツイッター)』に次のように投稿した。「残念ながら、クライアントのマイカー・ハイドは本日、最近の首のケガが原因でIRに置かれることになった。幸いなことに、われわれは23番が2023年に健康な状態で復帰すると見込んでいる」

ハイドは月曜夜に勝利したテネシー・タイタンズ戦で首を負傷した。試合中に途中離脱を余儀なくされたハイドはそのままフィールドに戻らなかった。ハイドはすでにシーズン第3週の試合からは除外されている。

ハイドの不在に対応することはビルズ守備陣に新たな問題をもたらすだろう。キャリア10年のベテラン選手はビルズで過ごしてきた5シーズンの間にわずか2試合しか欠場しておらず、フリーセーフティ(FS)ジョーダン・ポイヤーとはNFLで最高レベルのセーフティコンビを形成していた。

2017年シーズン開幕前にビルズに加入してから、ハイドは79試合に先発出場してタックル257回、インターセプト14回、パスディフェンス35回、フォースドファンブル3回、ディフェンシブタッチダウン1回を記録している。

NFLネットワークのキャメロン・ウォルフによると、ハイドの代わりにキャリア4年目のSジャクアン・ジョンソンが先発出場する見込みだという。26歳のジョンソンは2019年ドラフト6巡目指名を受けて入団して以来、46試合に出場しており、昨季はキャリア初の先発出場でインターセプト1回を記録している。

シーズン序盤から負傷者が続出している中でハイドも失ったビルズのセカンダーでは、
新人コーナーバック(CB)のカイイル・イーラムとクリスチャン・ベンフォードが先発を務めることになる。月曜夜に行われた試合で首を負傷したCBデーン・ジャクソンは長期間、欠場する可能性があると考えられており、昨季にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂して現在もリハビリを続けているCBトレデイビウス・ホワイトの復帰も待たれている状態だ。

ハイドが来季に完全復帰することが見込まれているのは明るい兆しではあるものの、ビルズは素晴らしい守備陣でバックエンドを担う有力な選手を失うことになった。

ビルズ(2勝0敗)は日曜日に敵地に赴き、マイアミ・ドルフィンズ(2勝0敗)との対戦に挑む。

【RA】