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QBウィンストンで攻めあぐねるもQB交替は考えていないセインツHCアレン

2022年09月27日(火) 11:09

ニューオーリンズ・セインツのジェイミス・ウィンストン【AP Photo/Rusty Jones】

ニューオーリンズ・セインツはシーズン開幕からオフェンスで苦戦しているにもかかわらず、ヘッドコーチ(HC)のデニス・アレンはクオーターバック(QB)ジェイミス・ウィンストンをベンチに下げるつもりはないようだ。

現地25日(日)に22対14でカロライナ・パンサーズに敗れた後、アレンHCは「全員がもっといいプレーをしなければならない」と『ESPN』のキャサリン・テレルに述べている。「すべての選択肢を検討するつもりだ。もちろん、修正が必要な部分はあるし、グループとしてより良い仕事をしないといけない」

ベテランQBのアンディー・ダルトンはウィンストンのバックアップとして控えている。

ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の断裂から復帰したばかりで、背中を痛めながらプレーしているウィンストンとセインツのオフェンスは、日曜日のパンサーズ戦では第4クオーターまで得点できず、またもスロースタートとなった。セインツは3回のスリーアンドアウトを喫しており、ターンオーバーも3回となっている。

前半だけを見ると、セインツはシーズン開幕から3試合で合計10点しか得点できておらず、1試合の平均は3.3得点。平均ヤード数はわずか129ヤードで、1回のプレーでは平均4.5ヤードしか稼げていない。一方、試合の後半では平均13.7点と244ヤード、1プレーあたり平均7.3ヤードを稼げている。

日曜日のウィンストンは41回中25回のパスを成功させて353ヤードを稼ぎ、タッチダウン1回とインターセプト2回を記録した。試合終了間際に喫した2回目のインターセプトはセインツの負けを決定づけている。

この日の試合ではワイドレシーバー(WR)のマイケル・トーマスとジャービス・ランドリーが負傷退場しており、セインツはボロボロの状態だった。ウィンストン自身も背中のケガを押して出場しており、今週の故障者レポートには足首の負傷も登録されていた。

シーズン第3週の試合は、QBドリュー・ブリーズが引退した2021年以降でセインツが前半で得点できなかった4つ目の試合となった。ブリーズが先発していた頃のセインツは2006年から2020年の間で、わずか4回しか前半で無得点の試合を記録していない。

アレンHCは「このような状況に置かれた時は全員が誰かのせいにしようとする」と話している。「もうすでに間違いはたくさん犯してきたから、そういう方向には持っていきたくない。ジェイミスの起用には自信がある。全員がもっとうまくやる必要があるのは間違いなく、われわれはそれに取り組むつもりだ」

1勝2敗のセインツはシーズン第4週の試合のためにこれからロンドンへと向かい、2勝1敗のミネソタ・バイキングスと対戦する。

【R】