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QBハーバートのフル出場が自分の判断だったと認めたチャージャーズHCステイリー

2022年09月27日(火) 15:50

ロサンゼルス・チャージャーズのジャスティン・ハーバート【AP Photo/Kyusung Gong】

現地25日(日)、ロサンゼルス・チャージャーズのフランチャイズクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートは肋軟骨の骨折を抱えながらも、38対10で敗れたジャクソンビル・ジャガーズ戦で最後までプレーした。

ヘッドコーチ(HC)ブランドン・ステイリーは試合後、ハーバートを最後まで試合に出場させたのはハーバート自身が「チームメイトと一緒に出たがって」いて、「調子は良く、試合を最後までやり遂げたいと思っていた」からだと説明していた。

それから1日が経ち、ステイリーHCは少しスタンスを変えている。

チーム公式記録によると、ステイリーHCは「彼をフィールドに出したのは私の判断だが、試合中もずっと選手に話しかけている」と述べたという。「彼らをそこにとどめておくというのは間違いなく私の判断だった。私が伝えていたのはその決定が下されるまでの対話だ。そのような火中にいるときは、いつも一緒に行動するものだ。フットボールフィールドで下されるすべての決断は、直接的に私を通して行われる。だからこそ、最終的な責任は私にある。私はすべての責任をとる。そのことを、できる限りうまく伝えようとしてきたつもりだ」

ステイリーHCはその場の判断に後悔はないとしながらも、ハーバートとのコミュニケーションを改善する必要があると強調した。

「あのとき、ジャスティンと初めて乗り越えるという観点から、私は試合時に言ったことを支持していた」とステイリーHCは話している。「すでに言ったように、振り返ってみると、また同じようなことがあれば、確実にジャスティンとコミュニケーションをとって、あのような厳しい状況、遅れをとっているときには、君はもう十分にやってくれたと伝える必要があると思う。次回はそうしたいと思っている。あのとき、一緒に乗り越えたことを後悔しているわけではないが、彼がもう十分にやったというのを本人も認識していることを確認するのが今後の教訓だと思う」

フランチャイズQBがケガを抱えながら一方的に負けている試合のすべてのスナップに参加する必要があったのかは甚だ疑問だ。しかし、ステイリーHCの日曜日の発言からは、コーチが24歳のシグナルコーラーに自らの健康に関する意思決定をさせることを許可したことがうかがえる。ステイリーHCの月曜日の発言でこのシナリオは明確になったが、勝ち目のない状況で最も優秀な若手QBの1人の健康を害させる理由が何だったのかを、さらに説明するには至っていない。

チャージャーズにとって悪いニュースが相次ぐ中、批判が一日中噴出し続けたことを受けてステイリーHCはコメントを出した。チャージャーズは惨敗を喫しただけではなく、レフトタックル(LT)ラショーン・スレーターが二頭筋腱の断裂によりシーズン終了になると見込まれており、アウトサイドラインバッカー(OLB)ジョーイ・ボサも鼠径(そけい)部の負傷により試合を欠場する可能性が生じている。

多くの人々からAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区のタイトルを獲得すると予想され、ひょっとするとスーパーボウルのタイトルをも獲得するのではないかと見込まれているチャージャーズ(1勝2敗)は、10月2日(日)に敵地に赴いてヒューストン・テキサンズとの一戦に臨む。負傷者も、厳しい意見も増加している中、チャージャーズは2連敗を脱することを目指している。

【RA】