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ベンガルズQBバロウの独特のオーラを称賛するドルフィンズHCマクダニエル

2022年09月29日(木) 15:42

シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【AP Photo/Steve Luciano】

マイアミ・ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルはシンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)であるジョー・バロウの“イケてる”雰囲気に敬意を払っている。

現地27日(火)にバロウについてどう考えているか尋ねられたマクダニエルHCは、フィールド上のバロウについて分析する前に、その自信に満ちたスタイルに触れた。ドルフィンズの記録によれば、マクダニエルHCはこう語ったという。

「バスから降りてくれば、イケてる雰囲気がもう分かるんだ。フィールドでも、心にそれがしっかり響いてくる。だが、本当に好きなんだ。よく分からないが、ドラフト全体1位の選手がそういう感じだということをありがたく思っている。それが負担になる選手もいる。彼にとっては祝福だったし、大騒ぎの中心になって、それにふさわしい働きをしたり、それを超えていく選手たちは尊敬する。彼には素晴らしい展望と認知度がある。彼はポケット内外で実によく動ける選手で、パサーとしてとどまったと思えば、走るために出ていく。素晴らしい感触。素晴らしい正確性だ。オフェンスのためにプレーを決めるだけではなく、ボールの配分によって他の選手のプレーを助けることもできる」

「だからこそ、彼はこのリーグの真の若手の旗手であり、素晴らしい仕事をしているし、彼と直接対決するのはわれわれの守備陣にとってものすごい挑戦になる」

マクダニエルHCが率いるドルフィンズが無敗を保つには、ベンガルズと対戦する木曜日にその旗手を出し抜かなければならない。

バロウは先週、ニューヨーク・ジェッツに対して予想以上のものを獲得し、軌道に乗せていた。バロウはシーズン第3週に56ヤードのタッチダウンパスをタイラー・ボイドにつないでおり、これは2021年から数えて9回目となる50ヤード以上のスクリメージタッチダウンだった(リーグ最多)。また、バロウにとって2021年から13回目の50ヤード超えのパス成功だった(こちらもリーグ最多)

『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、1950年以来で一人の選手がキャリア最初の30試合で記録したパスヤードとして、カート・ワーナーによる3位の記録を抜き去るために、バロウはシーズン第4週に340パスヤードを必要としているという。2021年から、バロウは5試合で340パスヤード超えを記録している(この数字を超えるのはトム・ブレイディのみ)。

ベンガルズは3週間で15回のサックを許してきた。これはリーグ最多タイの数字となっている。ドルフィンズがいかにバロウにプレッシャーをかけるかが、サーズデーナイトのカギとなるだろう。

『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、ドルフィンズのサックはリーグで22位タイとなっている。一方、ブリッツに関しては4番目に高い割合(39.1%)だが、これらのプレーの32%でしかQBにプレッシャーをかけていない。また、被パス成功率は75.6%で、ブリッツ時のタッチダウンに関してはリーグワースト5位タイだという。

ドルフィンズが木曜日にもブリッツを続けるならば、バロウは素早くボールを出し続けるだろう。スローまでの2.28秒という時間は、ここ3週を通してNFLで最速だ。ドルフィンズは今季、クイックパスに対して相手にパサーレーティング115.1を許している。

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