ブレイディのように45歳までプレーする可能性について、「できる限り長く続けたい」とチーフスQBマホームズ
2022年09月29日(木) 17:57相手ディフェンスと時のおきなを同時に屈服させ続けている45歳のトム・ブレイディはおよそ18年、パトリック・マホームズより年長に当たる。両者は間もなく6度目の対決を迎えようとしている。
ブレイディほど長く、ハイレベルでプレーを続けられる者など、今後一切現れないだろうと思われるのだが、マホームズは自分がそれに挑戦し、45歳までプレーを続けることを想像できるのだろうか?
「俺はできる限り長くプレーしたいし、チームが良くなるための力になれるチャンスがある限りは続けたいと思う」と現地28日(水)、マホームズはチームのコメントを通じて話した。「もちろん、45歳になるまでプレーするっていうのは難しいことだし、何とかしがみついているだけの存在にはなりたくない。トムを見れば分かるだろう――彼は今もすごく高いレベルでプレーしている。だからこそ、彼にとってそれを諦めるのは難しいんだと思う。ハイレベルでプレーしていれば、そこを離れ難く感じるはずだ」
パスヤードとタッチダウンパスでNFLの歴代キングに君臨するブレイディは、過去最多の7度のスーパーボウル優勝をさらに塗り替えることを目指しつつ、今もさまざまな記録を作り続けている。
一方、スーパーボウル優勝1回を経験している27歳のマホームズは、現所属チームのカンザスシティ・チーフスとまだ9シーズンの契約を残しており、契約最終年の2031年には36歳になる。マホームズが45歳までプレーするなら、それは2040年シーズンということだ。どのみち当面はカンザスシティで秋を迎えることが決まっているのだから、18年先のことを考えるのはさすがにむちゃが過ぎるだろう。だが、ブレイディの途方もない数字と成功に近づける者がいるとすれば、そのナンバーワンコンテンダーといえるのはマホームズではないだろうか。
「彼がこのリーグでしたことを見ると、特別以外の何物でもない」とマホームズ。「彼のポジションの変え方、長期間の成功――そこがまずクレイジーな部分だ――彼のキャリアを見ると、悪かった年なんて見当たらない。彼はずっと偉大で、素晴らしいシーズンを過ごし、さらに向上する方法を見つけてきたんだ。フィールド外で何かやってもプレーには影響せず、それでも彼のレガシーはどんどん大きくなり続けている。だから、俺とチームがそういう偉大なクオーターバックと対戦できて、俺たちの力を(評価して)知ることができるのはいつだって最高の機会だよ」
第55回スーパーボウルのリマッチとなる今度のサンデーナイトにブレイディが出場しない可能性があったのはそう昔のことではない。引退撤回を経て、ブレイディはタンパベイ・バッカニアーズを率い、かつてマホームズとチーフスを倒したスーパーボウル以来となる戦いを迎える準備をしている。
これがマホームズとブレイディの最後の直接対決になる可能性も十分にある。今のところ、3勝2敗で優位に立つのはブレイディだ。そこには31対9と大差をつけた第55回スーパーボウルも含まれている。
ブレイディがあとどれだけプレーを続けられるのかという話はもう何年も前から議論されている。一方のマホームズは、27歳という若さでありながら、不可避の事態を先延ばしすることをすでに考えている。
「俺はできる限り体をベストな状態にキープできるよう努力するつもりだ。プレーさせてもらえて、自分がハイレベルでプレーできる限りはフィールドに立つよ」とマホームズは話した。
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