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ドルフィンズQBタゴヴァイロアが脳しんとうプロトコルに、チームと共に拠点に戻る見込み

2022年09月30日(金) 15:19

マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロア【AP Photo/Joshua A. Bickel】

マイアミ・ドルフィンズが27対15でシンシナティ・ベンガルズに敗れた現地29日(木)の試合中、ドルフィンズのクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアが頭部と首を負傷してシンシナティの病院に搬送された。

試合後、ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)であるマイク・マクダニエルはタゴヴァイロアが脳しんとうを起こしており、“それ以上に深刻”な症状はないと話している。

今後、タゴヴァイロアは退院し、チームと共にマイアミに戻る見込みだ。マクダニエルHCによれば、タゴヴァイロアは脳しんとうプロトコルに入っているという。

「感情が揺さぶられる瞬間だった。ストレッチャーで去らなければならないような事がフットボールでは起こり得るということをたとえ知っていたとしても、誰もがそのための契約にサインしているわけではない」とマクダニエルHCは述べている。

「チームメイトたち全員と私自身がとても心配していたから、すべてが確認され、脳しんとう以上に深刻なことが彼に起こっておらず、彼が私たちと一緒に飛行機で戻れるというのは、われわれが得られる限りで最も良いニュースだ」

今回の負傷の以前、タゴヴァイロアは先週日曜日に行われたバッファロー・ビルズとの試合も一時離脱している。NFL選手会(NFLPA)はその後、脳しんとうプロトコルが間違いなく行われたかについての調査を計画。NFLは水曜日に調査が進行中であることを認めたものの、あらゆる兆候からプロトコルが適切に行われたことが示されたとしていた。NFLPAは木曜日に声明を発行して調査は進行中であるとしつつ、「今夜懸念されるのはトゥアのことであり、われわれは彼の迅速かつ完全な回復を願っている」と述べている。

マクダニエルHCは木曜日に、日曜日には外部の専門家がタゴヴァイロアを診察しており、その後のプロトコルについて“ごまかし”を一切行っていないと話した。

「NFLがこれらのプロトコルを導入しているのはそれが理由であって、これまでプレーされてきたどのNFLゲームと同じように、そんなことはない。脳のことに特化した外部の専門家がいるから、私にとって、私がここでコーチングしている限りは、全体的な状況を私がでっち上げることはない。誰かが脳しんとうを起こしたことを示す何らかの傾向があれば、その人物は脳しんとうプロトコルに置かれる。非常に厳格な措置だ。人によって違うとか、そこから逸れるということはない。私たちがそれを台無しにすることはなく、私がヘッドコーチを務めている限りはそうだった。だから、皆さんがこれについて思い悩む必要は決してない」

木曜日の試合に先立ち、タゴヴァイロアは背部と足首の痛みによってクエッショナブルとされていたものの、先発出場を果たしていた。マクダニエルHCはタゴヴァイロアの日曜日の負傷が木曜日の状況と直接的に関係しているとは考えていない。さらに、選手の健康より試合結果を優先することは決してないとも断言した。

「彼が先週に負ったケガのせいで今週に同じように倒れたとは考えていないが、それについての忍耐は、まったく、絶対的に持ち合わせていないし、選手を傷つけるような状況に置くことは絶対にない」と言うマクダニエルHCは次のように続けている。

「それは私が重視していることではないし、試合の結果がフットボールチームのヘッドコーチとしての私の責任の持ち方に影響することは決してない」

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