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ドルフィンズQBタゴヴァイロアがNFLとNFLPAの調査代表者と面談

2022年10月05日(水) 08:47

マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロア【AP Photo/Joshua A. Bickel】

9月25日に行われた脳しんとうの診断についての共同調査の一環として、マイアミ・ドルフィンズのクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアが現地4日(火)にNFLおよびNFL選手会(NFLPA)の代表者と話をする。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。

ペリセロはこの共同調査が今週中に終了することが期待されているとつけ加えている。NFLは調査結果を公表すると述べた。

タゴヴァイロアは9月23日に実施されたバッファロー・ビルズ戦の前半でラインバッカー(LB)マット・ミラノのヒットを受けた際、当初はチームが頭部の負傷だと発表していたケガによって一時的にフィールドを離れていた。ミラノはこのプレーでラフィングザパサーのペナルティを科されている。立ち上がったタゴヴァイロアは頭を振り、現場を離れるべく小走りを始めたときによろめいていた。タゴヴァイロアはハーフタイム後に復帰している。

ドルフィンズが21対19で勝利した後、ヘッドコーチ(HC)のマイク・マクダニエルは報道陣に、タゴヴァイロアは前半中に腰背部を負傷しており、それがミラノのヒットによって悪化したことがよろめく原因だったと説明した。

NFLPAはタゴヴァイロアの脳しんとうの評価が適切に行われたかについて調査を開始。土曜日にはシーズン第3週にタゴヴァイロアの脳しんとうの確認に携わった外部の神経外傷コンサルタント(UNC)がNFLPAによって解雇されている。解雇につながった要因として、UNCとしての役割を理解していなかったことや、調査過程での敵対的な態度などが挙げられている。

タゴヴァイロアはシーズン第4週の木曜日に行われた試合で恐ろしい接触に遭遇し、シンシナティ・ベンガルズのディフェンシブタックル(DT)ジョシュ・トゥポウによって地面に投げ出され、頭部を打った。このとき、タゴヴァイロアの腕や手はフェンシング反応を起こして硬直していた。タゴヴァイロアはトレーナーに付き添われた状態で数分間その場にとどまった後、ストレッチャーでフィールド外へ運び出され、救急車でシンシナティ大学メディカルセンターに搬送されて頭部と首の治療を受けている。

ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルはシーズン第5週に組まれているニューヨーク・ジェッツ戦から、ベンガルズとの試合で脳しんとうを起こしたタゴヴァイロアを除外している。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロは土曜日に、ビルズ戦でタゴヴァイロアが見せたような粗大運動の乱れがある選手は、考えられる要因のいかんを問わず除外するという新たな脳しんとうプロトコルの内容にリーグとNFLPAが合意したと伝えている。

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