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【2016年第4週】QBカーが大活躍、レイダースが2連勝

2016年10月03日(月) 06:45

オークランド・レイダースのQBデレック・カー【AP Photo/Nick Wass】

オークランド・レイダースは現地2日(日)、敵地でボルティモア・レイブンズと対決。接戦を制したレイダースが28対27で勝利し、2連勝を飾っている。

先週の白星で勢いに乗るレイダースは立ち上がりからパスとランを交互に使い、レイブンズ守備陣を攻め立てた。第1クオーター終了前には、ランニングバック(RB)ジェイレン・リチャードの47ヤードパントリターンで敵陣に攻め込むと、直後のプレーでクオーターバック(QB)デレック・カーがワイドレシーバー(WR)セス・ロバーツへ6ヤードパスを通して先制。

第2クオーターに入るとレイブンズもフィールドゴールで反撃。しかし、レイダースはRBディアンドレ・ワシントンの28ヤードランなどでレッドゾーンまで攻め込むと、最後はカーからWRマイケル・クラブツリーへの5ヤードパスでタッチダウンを奪い、点差を広げている。レイブンズは前半終了前にキッカー(K)ジャスティス・タッカーが再びフィールドゴールを成功させて追加点を得たが、14対6とリードを許したまま前半を折り返した。

後半に入り、レイブンズはRBジャスティス・フォーセットの代打として起用されたRBテレンス・ウエストの活躍で敵陣まで侵攻し、フォースダウン残り1ヤードでQBジョー・フラッコが自ら押し込みタッチダウンを決めるも、直後の2ポイントコンバージョンに失敗し、試合をふりだしに戻すことができなかった。

その後はアウトサイドラインバッカー(OLB)エルビス・デュマービルの活躍などで息を吹き返したように見えたレイブンズ守備陣だったが、ペナルティでレイダースにチャンスを与えると、カーからクラブツリーへ、この試合2度目のタッチダウンパスが通り、レイダースが突き放す。

しかし、レイブンズも勝負どころで意地を見せ、WRスティーブ・スミスが52ヤードパスでタッチダウンを決めると、直後のドライブではレイダースのルーキーRBワシントンからファンブルを誘い、それをしっかりリカバー。レイブンズは勢いそのままウエストの3ヤードランで逆転し、直後の2ポイントコンバージョンも成功させた。

続くドライブではクラブツリーが素晴らしいキャッチを披露し、この日3度目のタッチダウン、再びレイダースがリードを奪う。試合時間2分少々を残してボールを手に入れたレイブンズだったが、得点することができずに試合終了を迎えた。

レイダースのQBデレック・カーはパス35回中25回成功、199ヤード、4タッチダウンと大活躍で勝利に貢献。WRマイケル・クラブツリーはレシーブ7回、88ヤード、3タッチダウンと、カー同様に最高の活躍で締めくくっている。

一方のレイブンズQBジョー・フラッコはパス52回中32回成功、298ヤード、1タッチダウンをマーク。WRスティーブ・スミスはレシーブ8回、111ヤード、1タッチダウンだった。