ニュース

【2016年第4週】ファルコンズがニュートン負傷退場のパンサーズを下す

2016年10月03日(月) 06:05

パスを投げるアトランタ・ファルコンズQBマット・ライアン【AP Foto/John Bazemore】

現地2日(日)、NFC南地区に属するアトランタ・ファルコンズのホーム、ジョージア・ドームで、カロライナ・パンサーズを迎えて行われた同地区対決はファルコンズのクオーターバック(QB)マット・ライアンがワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズへのホットラインを開通させ、2人で300ヤードを獲得する活躍でファルコンズが48対33で勝利した。

第1クオーター、ファルコンズはQBライアンがWRジョーンズへの3連続、計51ヤードのパスを含むファーストドライブを、最後はタイトエンド(TE)ジェイコブ・タメへのタッチダウンパスで締めくくって先制。次のドライブもWRジョーンズへの43ヤードパスで敵陣深くまで攻め込むと、ランニングバック(RB)デポンタ・フリーマンがエンドゾーンまで持ち込んで追加点をあげ、14対0とした。

パンサーズは第2クオーターでパントによりファルコンズに自陣1ヤードから攻撃させ、QBライアンのパスをアウトサイドラインバッカー(OLB)トーマス・デービスがはじき、ストロングセーフティ(SS)カート・コールマンがインターセプト。そのままリターンタッチダウンして7点を返した。その後、両チームともフィールドゴールを1本ずつ決めて17対10となり、ファルコンズのリードで前半が終了している。

後半に入ると、ファルコンズはQBライアンがプレーアクションからTEオースティン・フーパーへの42ヤードタッチダウンパスで24対10とした。さらに、直後のパンサーズの攻撃をスリーアンドアウトに抑えると、QBライアンが、今シーズンにボルティモア・レイブンズから加入したWRアルドリック・ロビンソンへ移籍後初となる35ヤードタッチダウンパスをヒットして追加点。

第4クオーターではファルコンズのキッカー(K)マット・ブライアントが53ヤードフィールドゴールを成功させてさらにリードを広げる。しかしながら、パンサーズもやられてばかりではない。直後のドライブでQBキャム・ニュートンがWRケルビン・ベンジャミンへのタッチダウンパスを通し、ようやくオフェンスでのタッチダウンを奪うと、ニュートン自らが持ち込んで2ポイントコンバージョンも成功、34対18と追い上げた。ただ、このプレーでニュートンは頭部に強打を受けて負傷退場している。

その後、パンサーズはバックアップQBのデレク・アンダーソンが3ステップのパスなどでテンポ良くドライブしていく。最後はTEグレッグ・オルセンがワンハンドキャッチでタッチダウンを奪い、オルセンへのショートパスにより2ポイントコンバージョンも成功させて34対26と迫るも、直後に、WRジョーンズへの75ヤードタッチダウンパスでファルコンズが41対26と突き放し、試合を決定づけた。ファルコンズのコーナーバック(CB)ロバート・アルフォードのインターセプトリターンタッチダウンなどもあり、最終スコアは48対33で終了している。

ファルコンズQBマット・ライアンはパス37回中28回成功、503ヤード、4タッチダウン、1インターセプト、QBレーティングは脅威の140越えだ。WRフリオ・ジョーンズは前半だけで7キャッチ170ヤード、最終的に12キャッチ300ヤードの活躍を見せた。ライアンのパス503ヤードと、ジョーンズの300ヤードレシーブは共にフランチャイズレコードである。

パンサーズQBキャム・ニュートンはパス25回中14回成功、165ヤード、1タッチダウン、0インターセプト、5回キャリー30ヤードを記録。代わったQBデレク・アンダーソンはパス23回中17回成功、172ヤード、2タッチダウン、2インターセプトだった。

パンサーズオフェンスは得意のリードオプションが機能せず、サードダウンロングの状況でOLがニュートンへのプレッシャーを許してしまい、パスを失敗するという厳しい試合展開となった。ディフェンスはミドルランインバッカー(MLB)ルーク・キークリーが11タックル、1サックと1人気を吐いたが、ファルコンズQBライアンの巧みなパスに翻弄された。

次週、ファルコンズはアウェーでデンバー・ブロンコスと、パンサーズはホームでタンパベイ・バッカニアーズと対戦する。