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パッカーズQBロジャース、ロンドンゲームは「特別な瞬間になる」

2022年10月09日(日) 18:03

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Matt Ludtke】

NFL32チームで唯一、海外での試合に出場したことがなかったグリーンベイ・パッカーズが今年初めてイギリスへ向かい、国際的な舞台で試合に挑むことになった。現地9日(日)、パッカーズはニューヨーク・ジャイアンツとの対戦でついにロンドンデビューを果たす。クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースはショーを繰り広げたいと考えているようだ。

ロジャースは観客の関心を引くために、試合中に何度か大きなパスプレーをして、海外のファンに何か記憶に残るものを与えようと考えていると明かしている。また、パフォーマンス面についてはコーチと話していないという冗談を言いながら、ヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーが試合当日の準備に対するストレスを感じなくなるまで待つと語った。

『Associated Press(AP通信)』によると、ロジャースは「マットは今、イライラしている感じだ。少し休めばマシになるさ。そうしたらもう少しパスについても話すよ」とコメントしたという。

ロジャースは観客席に飛び込む古典的な“ランボーリープ”をトッテナム・ホットスパー・スタジアムでもやるのかについても議論したが、自分の代わりにチームメイトを指名してセレブレーションをやってもらわなければならないかもしれないと話している。

「自分の代わりに誰かにやってもらわなきゃいけないかも。俺はもうそんなことをする年じゃない。でも、壁の高さが分からないから一度見てみないと。もし5フィート(約152cm)以上だったら、ラインマンの1人を行かせるかもしれない」

こうした特別な対戦におけるビッグプレーやタッチダウンのセレブレーションについて冗談を言うのは楽しいことではあるが、両チームともに序盤から頻繁にランゲームを駆使するつもりをしている中で、パッカーズは日曜日の試合が過酷なものになる可能性があると気づいている。これまでのところ、ジャイアンツはラッシングオフェンスでリーグトップに立っているが、パッカーズも7位とそれほど差はない。

ジャイアンツは5年目のベテランランニングバック(RB)であるセイクワン・バークリーに頼っており、バークリーはこれまでに463ランヤードを獲得してリーグで首位に立っている。一方のパッカーズもアーロン・ジョーンズとA.J.ディロンのRBコンビを武器にオフェンス面で良い成績を残しており、このコンビは役割を分担しながら合わせて688スクリメージヤードを稼いできた。

ラフルアーHCは「バックスはここのベストプレーヤーのうちの2人だから、彼らを巻き込まなければならない」と述べている。「ニューヨークのディフェンスを場面に応じて見てみると、彼らはレッドゾーンでも第3ダウンでもトップクラスだ。つまり、効果的にボールを走らせないと、ランゲームはそのような状況で受けるストレスをある程度しか軽減できないだろう」

今回の対戦は勝率.500を超えているチーム同士が戦う初めてのNFLインターナショナルゲームだ。どのようにプレーが展開されるにせよ、見ている者は面白い試合になることを両者から期待できるだろう。

それでもやはり、ロジャースは今回の試合が観戦する海外のファンだけではなく、出場する選手たちにとっても特別なものになると強調し、選手たちはその瞬間の衝撃を感じられるだろうと語った。

ロジャースは「ここに来られて興奮している。コーチたちはいつも、試合に勝つために来たとかなんとか言うけど、これは普通の遠征じゃないんだ」と言い、「これは間違いなく、より特別なものだ。キャリアを終えて振り返るときに思い出す試合の1つになると思うし、ここのファンの前でプレーできるのは、特別な瞬間になるだろう」と続けた。

【RA】