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1勝4敗スタートのパンサーズが指揮官のルールを解任

2022年10月11日(火) 07:43

マット・ルール【AP Photo/Jacob Kupferman】

ベイカー・メイフィールドの加入はカロライナ・パンサーズを率いてきたマット・ルールにとってターニングポイントのきっかけになるはずだった。現実はその逆で、引導を渡す結末を迎えている。

2022年シーズンを1勝4敗でスタートしたパンサーズは現地10日(月)、ヘッドコーチ(HC)を務めたルールを解雇した。

パンサーズのオーナーであるデビッド・テッパーは11日、3シーズンに満たない期間でのルール解任について「いくらかの進歩はあったと思っているが、危機を脱してはいない。危機を脱せねばならないのだ」と報道陣に語っている。

パンサーズのディフェンシブパッシングゲームコーディネーター兼セカンダリーコーチのスティーブ・ウィルクスが暫定ヘッドコーチとしてルールの後任を務める。2018年にアリゾナ・カーディナルスの指揮官として1シーズンを経験しているウィルクスはパンサーズの正式なヘッドコーチとしても真剣に検討される見込みだと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。

テッパーはウィルクスについて「シーズンはまだ残っているので、シーズンがどう展開していくかを見てみる。最終的に、彼はそのポジションを検討する立場にある。スティーブとは話した。約束は交わしていないものの、もちろん、彼が素晴らしい仕事を果たせば、検討されてしかるべきだろう」とコメントしている。

ルールとともに、守備コーディネーター(DC)のフィル・スノーとアシスタントスペシャルチームコーチのエド・フォーリーも解任された。スノーはテンプル大学とベイラー大学での経験を経て、2020年にルールがヘッドコーチに就任するのと同じタイミングでパンサーズに加入。NFLネットワークのイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロは、パンサーズのディフェンシブアシスタントヘッドコーチのアル・ホルコムがパンサーズの新DCに就任する見込みだと伝えている。ホルコムはウィルクスがカーディナルスを率いていた時代に守備コーディネーターを担当していた。

ルールやスノーとは異なり、2020年1月にルールがHC就任して以降にジェネラルマネジャー(GM)として雇用されたスコット・フィッタラーは今のところ残留している。

「スコットがわれわれのGMだ」と明言したテッパーは「今は何の考えもない。現時点で、私の関心はウィルクスと、彼が新たな役割でどう活躍してくれるかにある」と付け加えた。

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