QBウェンツに関するコメントについて非を認めるコマンダースHCリベラ
2022年10月12日(水) 13:26ワシントン・コマンダースのヘッドコーチ(HC)ロン・リベラが現地10日(月)にクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツに関する発言で騒ぎを起こしたことを謝罪した。
リベラは火曜日に“Don Geronimo Show(ドン・ジェロニモ・ショー)”で、前日のコメントについてはチームに説明し、ウェンツとも話したと明かしている。
『The Washington Post(ワシントン・ポスト)』によれば、リベラは「幸運なことに、広報責任者が彼と連絡をとり、彼に知らせてくれた。そして、私も今朝、カーソンと実際に話をした。私はチーム全体と話をしている。私は自分の非を認め、自分がもっと良くならなければならないと話した。私はちょっとした動揺を生み出してしまったし、それは私がやらないようにしようと思っていることの一つで、そのことを自分自身ではっきりと承知している。繰り返しになるが、間違いを犯したときに、人々が待ちきれずに飛び込んできて、説明する機会すら与えられないことがある。私に起こったのもそういうことだ。私はもっとよく考えなければならない」と話したという。
月曜日、リベラHCはなぜ現時点で他のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区のチームたちが先を行っている(すべて4勝1敗以上)のか尋ねられた際、「クオーターバック」と答えていた。
リベラHCはチームが1勝4敗になっているとは言え、トレードでウェンツを獲得したことに後悔はないとつけ加えている。
月曜日、リベラHCは「クオーターバックについては何も後悔はない。われわれのクオーターバックはいい仕事をしていると思う。彼が苦戦した試合もいくつかあるが、昨日の彼の数字を見たり、シーズンを通した彼の数字を見たりしてみれば、彼が実に堅実だったときもあるのが分かる。フィラデルフィアとは不運な試合だったし、ダラスとの試合は少し苦戦した。だが、彼の昨日のパフォーマンスは良かったし、彼に何が可能かを示しており、われわれは彼を信じているから彼を選んだ。われわれはいろいろなものが彼を指していると感じたので、彼を選んだのだ」と述べた。
ウェンツは火曜日、リベラHCのこの状況への対処に感謝していると報道陣に話している。
「コーチがそれに対処し、対応している。俺が気にし過ぎることは何もない。コーチはとても率直で、ざっくばらんな人だ。彼がチームミーティングで対応していて、それはすごくクールだったと思うし、彼は本気で対処してくれていると思う。俺はかなり自信を感じている」
火曜日、リベラHCは他のNFC東地区のチームについてのコメントはクオーターバックがそれぞれのシステムに馴染みがある点について言ったものだと説明。一方のウェンツはコマンダースでの初シーズンに臨んでいるところだ。
「要点としては、自分のところのビルに一定期間いたクオーターバックがいるときには、選手たちがその彼を知っているということなんだ」とリベラHCは述べている。
「その点で彼らには結束が生まれる。われわれのクオーターバックはここでの初めてのシーズンで、彼は仕事を続けてうちの選手と一緒に成長し続けており、われわれがやっていることを吸収しているところだ。われわれは次第に良くなっていくと思う。彼は前の週にじつにうまくプレーしていた。いくつか、本当に良い瞬間があった。やり直したいところがいくつかあるのも分かっているが、ほとんどの部分で素晴らしいフットボールゲームをしていた」
去る日曜日にコマンダースがテネシー・タイタンズに敗れた理由はウェンツではない。ウェンツはパス38回中25回成功、359ヤード、タッチダウン2回、インターセプト1回をマークし、エアヤードが46.2を数える、ワイドレシーバー(WR)ディヤミ・ブラウンへの75ヤードのタッチダウンパスが際立っていた。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、エアヤードはコマンダース内で2016年シーズン第14週以来の最長記録だという。
ウェンツは5試合で20回サックされ(リーグ最多3位)、インターセプト6回(同3位)を記録する一方、1,390パスヤード(リーグ5位)、タッチダウン10回(5位タイ)もマークしている。
ウェンツは右肩の問題により、火曜日のウオークスルーで制限を受けていた。ただし、リベラHCはシカゴ・ベアーズと対戦する木曜日の試合でウェンツの右肩が問題になるとは予測していない。
ウェンツ本人もまた、報道陣に肩の感触には問題ないと話している。
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