カウボーイズQBプレスコットが練習で投球も、イーグル戦先発はラッシュの見込み
2022年10月13日(木) 11:02クオーターバック(QB)ダック・プレスコットがダラス・カウボーイズでのアクション復帰に近づいている。ライバルのフィラデルフィア・イーグルスとフィールド上で対峙する可能性もあるが、現時点ではそれは現実味を帯びていない。
カウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーは現地12日(水)に、イーグルスとのシーズン第6週の試合では再びQBクーパー・ラッシュを先発に立てる準備を進めていると報道陣に語っている。
プレスコットは水曜日の練習をカウボーイズのリハビリグループで過ごし、セッションの最後に軽い投球を行った。シーズン第1週に親指を負傷して以降で、最初のレシーバーたちへのパスだった。
カウボーイズはリスト上でプレスコットを練習不参加としたものの、プレスコット本人はスローセッションの後に前向きな感想を語っている。
『Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』のカルビン・ワトキンスによればプレスコットは「すごく良かった。レシーバーたちに聞いてみなよ」と話したという。レシーバーたちがパスには勢いがあったとコメントしたと聞いたプレスコットは「俺はいつでもボールに勢いを乗せている。ボールの勢いが出せないなら、投げるつもりはない」と続けた。
有望な兆候だが、マッカーシーHCによればプレスコットが今週末に復帰すると期待するのは時期尚早だ。
「まだ医学的なリハビリのプロセスの途中だ。このフェーズを彼がクリアし、完全に活動ができるようになれば、そのときに対話を持つことになると思う」とマッカーシーHCは述べた。
ラッシュはプレスコットの代役として活躍しており、パス成功率61.9%、775ヤード、タッチダウン4回、パサーレーティング97.1を記録。ラッシュを先発QBとしたときのカウボーイズは黒星をつけられておらず、プレスコットが負傷したときに誰もが予想した低迷は避けられている。
カウボーイズがプレスコットのいない状態で成功を収めている大きな理由は、そのディフェンスにある。カウボーイズはこれまで5試合の平均で14.4ポイントしか相手に許しておらず、これはチームとして1994年以来で最も低い数字だ。ラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズがリードしているのはもちろんだが、2年目のパーソンズ以外にもディフェンシブエンド(DE)デマーカス・ローレンスやディフェンシブタックル(DT)オーサ・オデギズーワ、DEドーランス・アームストロングらの力があり、コーナーバック(CB)トレボン・ディッグス率いるセカンダリーと一体になって強力な守備陣を作り上げている。
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