二頭筋腱に痛みを抱えるも、コマンダースQBウェンツはベアーズ戦先発へ
2022年10月13日(木) 23:52ワシントン・コマンダースのクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツは投球側の肩に近い二頭筋腱(けん)を痛めていることから、ショートウイークでの出場に疑問符がついていたが、シカゴ・ベアーズとのサーズデーナイトゲームには先発するという。
それでも彼は痛みを抱えており、100%の状態ではないとされている。今週初めの段階では出場可能かどうかは不透明な状況だった。だが、練習での投球を見る限りは、ウオークスルーのセッティングとはいえ問題なさそうだった。予定としては、この試合を乗り切って、それから少し長めの休みを使って十分に回復させるという考えだ。
ワシントンの次のゲームは10日後――現地23日(日)にホームでグリーンベイ・パッカーズと対戦することになっている。
月曜日と火曜日の報告では右肩のけがのために制限付きの参加となっていたウェンツだが、水曜日にはフル参加に昇格し、最終的な故障報告からは外れている。
そのケガはシーズン第5週のテネシー・タイタンズ戦で起きた。359ヤードを投げてタッチダウン2回を決めるシーズンベストと言えるゲームだったのだが、終盤のゴールラインでのインターセプトがチャンスを奪い、コマンダースは敗れている。
1勝4敗のコマンダースはワイドレシーバー(WR)ジャハン・ドットソンとタイトエンド(TE)ローガン・トーマスを含めてオフェンスにけが人が出ており、2人はサーズデーナイトには出場しない。それでもオフェンスは爆発力を示してはいて、25ヤード以上のコンプリート率(14回)でランキング3位、ワイドレシーバータッチダウン(9回)はバッファロー・ビルズに次いで2位となっている。
またこれは今週、ヘッドコーチ(HC)ロン・リベラがとある発言によって物議を醸してからウェンツとコマンダースが初めてフィールドに立つゲームでもある。
10日(月)、NFC東地区の他の3チームがどこも4勝1敗以上と自分たちよりうまくいっていることについて理由を聞かれ、リベラは“クオーターバック”と返答した。トレードでウェンツを手に入れたことに後悔はないと強調したリベラは、続けて、成功しているチームたちはクオーターバックを中心にチームを組み立てており、他の司令塔たちはクラブによくなじんでいるが、ウェンツに関してはまだそうではないと説明した。コメントが炎上したことを受けて、リベラはウェンツと話をしている。
「コーチが説明し、対処した。俺は特に気にしてはいない」とウェンツは言う。「コーチはすごく真っすぐで、正直な人だ。チームミーティングで真意を語ってくれたのはすごくいいことだと思うし、気持ちが伝わってきたよ。俺はすごく自信を持っている」
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