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注射治療を受けて肩の調子が「良くなっている」とブロンコスQBウィルソン

2022年10月14日(金) 09:35

デンバー・ブロンコスのラッセル・ウィルソン【AP Photo/Jack Dempsey】

現地13日(木)、デンバー・ブロンコスのクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンが先週に肩の注射治療を受けてから初めて公の場で発言した。

ウィルソンは肩の状態について聞かれた際、かなり明るい声で答えている。

『ESPN』によると、ウィルソンは練習前に「肩の調子は良くなっている。毎日良くなっている」とコメントしたという。

また、ウィルソンは「これ自体は経験したことがないけど、大丈夫だ。準備も整うだろう」とつけ加えた。

ウィルソンは木曜日の練習で制限を受けている。

先週金曜日、ウィルソンは投球側の肩付近の不快感を和らげるために処置を受けた。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報じた内容によると、ウィルソンのケガはダラス・カウボーイズのQBダック・プレスコットが2021年にトレーニングキャンプの大半を欠席した原因であるケガと性質が似ているものの、ウィルソンがそれによって月曜日に予定されているロサンゼルス・チャージャーズ戦から除外されるとは見込まれていないとのこと。

ウィルソンのケガは広背筋の痛みと診断されている。このケガは野球の投手によく見られるものだ。ウィルソンはシーズン第5週に行われたインディアナポリス・コルツ戦で敗れ、ブロンコスの成績が2勝3敗になった翌日に処置を受けている。

ブロンコスはトータルヤードで18位、パスヤードで19位につけているものの、試合平均得点は15.0点で31位だ。いくつか大きなパスプレーを生み出している一方で、レッドゾーンでのコンバージョン率は21.43%と最下位に沈んでいる。

このままのペースでは、現時点で59.4%となっているウィルソンのパス成功率はキャリア最低の数字になるだろう。昨年、シアトル・シーホークスの一員として先発出場した14試合で33回のサックを喫したウィルソンは今季、5試合ですでに16回のサックを浴びている。

ブロンコスのヘッドコーチ(HC)ナサニエル・ハケットはウィルソンの回復を喜んでいるようだ。

「彼は間違いなく、好調に見える」と述べたハケットHCはこう続けている。「ラスは長い間リーグでプレーしてきた。どの選手にもそれぞれ対処しなければならないことがあるものだ・・・全体的に、常にそういうものと向き合っているのだと思う。彼は自分自身を100%にするために素晴らしい仕事をしている」

急速な方向転換にもかかわらず、挑戦しようと意気込んでいると言うウィルソンは次のように語った。

「前にも(ケガから復帰したことは)あるし、今回もそうするつもり。俺は対処できるし、そういうふうにできている。良いときにもつらいときにも対応できるようにできている。決して簡単なことではない」

【RA】