コマンダースCBジャクソン、期限前にトレードの可能性
2022年10月14日(金) 10:31ワシントン・コマンダースのコーナーバック(CB)ウイリアム・ジャクソンは、できれば自分に合ったスキームで新たなスタートを切りたいと考えている。
情報筋の話によれば、フリーエージェント(FA)として大型契約を勝ち取ったジャクソンは新たなホームを求めており、コマンダースはその実現を目指して彼のトレード交渉に臨んでいるとのこと。ジャクソンは複数のチームから関心を寄せられているという。
NFLのトレード期限が現地11月1日(火)に迫る中、ジャクソンのトレードはそれよりずっと前に成立すると見込まれている。
コマンダースは現地13日(木)にシカゴ・ベアーズ戦に臨んでいるが、ジャクソンはシカゴへ向かっていない。
ジャクソンは背部の負傷により、今週のチームのプラクティスレポートに名前が載せられていた。トップクラスの実力を持つ先発選手だったジャクソンは、シーズン第5週に21対17で敗れたテネシー・タイタンズ戦から途中離脱している。
その試合の後、ジャクソンをベンチに下げた判断について質問されたヘッドコーチ(HC)ロン・リベラは「われわれは変化を起こすと決めただけだ。試合の流れに基づいて判断している」と述べた。
ジャクソンは報道陣に対し、背部の負傷に向き合っていると語り、次のようにコメントしている。
「チームメイトのためにそれに向き合っているけど、まあこういうことは起こるさ。単に、他の人に行かせたほうがいいんじゃないかと思ったんだ」
シンシナティ・ベンガルズから2016年ドラフト1巡目指名を受けたジャクソンは、2021年オフシーズンにコマンダースと3年4,200万ドル(約61億8,807万円)の契約を結んだ。それは前倒しで支払われるものであった――コマンダースはすでに契約金の半額を支払っている――ため、他チームが来週にジャクソンをトレードで獲得した場合、そのチームのサラリーキャップにジャクソンの金額はわずか380万ドル(約5億5,996万円)しかカウントされない。ジャクソンは今季を通して基本給500万ドル(約7億3,679万円)を受け取る予定だが、そのうちの6週間分が計上されている。
かつてコマンダースのセカンダリーにとって要となる選手だったジャクソンは、チームに対して具体的に不満を抱えているわけではない。
それよりも、ジャクソンは自分自身をマンツーマンでより活躍できるコーナーバックだと思っているのに対し、コマンダースはこれまでゾーンディフェンスを多用してきた。ジャクソンは契約時、自分が相手チームのトップワイドレシーバー(WR)をカバーする、真のロックダウンコーナーになることを思い描いていたのだ。
しかし、そういうふうにはなってこなかった。
そして今、ジャクソンは新しいホームを見つける可能性がある。
【RA】