ニュース

ファルコンズDTジャレットを蹴ろうとしたバッカニアーズQBブレイディに罰金

2022年10月15日(土) 09:21


タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Chris O'Meara】

トム・ブレイディはサックを受けた際に即座にとった反応により、懐を痛めることになる。

タンパベイ・バッカニアーズのクオーターバック(QB)ブレイディがシーズン第5週に行われた試合の第4クオーターで、アトランタ・ファルコンズのディフェンシブタックル(DT)グレイディー・ジャレットからサックを受けた後、立ち上がろうとしたジャレットを蹴ろうとしていたとして、NFLから1万1,139ドル(約166万円)の罰金を科されたという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じている。レイモンド・ジェームス・スタジアムのターフから勢いよく体を起こしたジャレットは、ワンスコアゲームにおける重要なプレーを成功させたと信じてそれを祝福しに向かう際、ブレイディをまたぐ格好になった。それに対して不快感をあらわにしたブレイディはジャレットに向かって蹴り上げている。

キックはジャレットに当たらなかったものの、その意図はリーグがブレイディに罰金を科すのに十分なものだった。

このプレーはジャレットがラフィングザパサーのペナルティを言い渡されたことで注目を集めており、プレーを見ていた人のほとんどがその判定を疑問視している。ブレイディは後に、このヒットを「グレイディーからの長くて歓迎せざるハグだった」と表現した。一方のジャレットは、ブレイディを倒したことはルール違反ではないと主張し、「正しくやっているときには本当にフラストレーションがたまる。だって、ルールには従ったんだから」と話している。

そのプレーはファルコンズが反撃のチャンスを得る重要なものになるはずだったが、その代わりにバッカニアーズがさらに攻撃するチャンスを得た。最終的にバッカニアーズは21対15で勝利を手にしている。また、ブレイディはちょっとした罰金も科せられた。ブレイディ率いるバッカニアーズはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区の首位に立ち、シーズン第6週を迎える。

【RA】