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銃撃を受けてから46日後に決勝タッチダウンを決めたコマンダースRBロビンソンJr.

2022年10月15日(土) 12:40


ワシントン・コマンダースのブライアン・ロビンソンJr.【AP Photo/Nam Y. Huh】

足に複数の銃弾を受けてからわずか46日後、現地13日(木)夜にソルジャー・フィールドで実施されたシカゴ・ベアーズ戦に出場したワシントン・コマンダースのランニングバック(RB)ブライアン・ロビンソンJr.は、12対7で勝利したその試合でNFLキャリア初のタッチダウンを決めた。

コマンダースが第4クオーターでパントを蹴った際にベアーズが10ヤードライン以内でボールを確保しそこねた。その後のプレーでキャリーを2回任されたロビンソンJr.がキャリア初のタッチダウンを成功させている。最初のキャリーでクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツがラインバッカー(LB)ロクアン・スミスをブロックしたおかげもあり、5ヤードを稼いだロビンソンJr.は、次のプレーで1ヤードラインからゴールラインに向かって駆け抜けて決勝点を挙げた。

ロビンソンJr.は8月28日にカージャックを試みた事件の被害者となり、2発の銃弾を受けて入院している。しかしながら、すぐに回復したロビンソンJr.は9月14日に練習に参加し、シーズン第5週にデビューを果たした。そして木曜夜、ロビンソンJr.はチームの勝利に大きく貢献している。

『CNN』によると、ロビンソンJr.は『Prime Video(プライム・ビデオ)』による試合後のインタビューで「あれはタフだった。ただ前を見続けて自分の人生に必要なものに集中しなければならなかった」と語ったという。「フットボール選手になりたい、フットボールフィールドに戻りたいという思いから、体力的にも、メンタル的にも、自分の力でやるべきことはすべてやった。自分をフィールドに戻すためにね」

「そして、トレーニングスタッフや(ロッカールームにいる)みんなには、自分を助けてくれたこと、毎日背中を押して、やる気がない日にはそれを引き出してくれたこと、そして俺がチームと一緒にここに来るために確実にやれるようにしてくれたことにとても感謝している」

ロビンソンJr.の回復は素晴らしい偉業だと言えよう。シーズン第5週にプロデビューを果たした新人は、ベアーズ戦でリードバックの役割を引き受け、キャリー17回、60ヤードを記録。また、勝利を決定づけるタッチダウン1回もマークした。

【RA】