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“アーロン・ロジャースファン”のジェッツQBウィルソンがついに憧れの人と対戦

2022年10月15日(土) 14:10


ニューヨーク・ジェッツのザック・ウィルソン【AP Photo/Steven Senne】

ニューヨーク・ジェッツの先発クオーターバック(QB)で23歳のザック・ウィルソンは、現在ギャンググリーンを率いて3勝2敗としており、グリーンベイ・パッカーズを率いて同じく現在3勝2敗につける38歳のアーロン・ロジャースと、現地16日(日)にランボー・フィールドで対戦する。

ウィルソンは『Newsday(ニュースデー)』を通して、今週に控えたベテランのロジャースとの対戦について「俺は小さいときから彼を見てきたんだ。彼の投げ方を、彼の試合の進め方を真似しようとしていたよ」と話した。

「俺の地元のユタ州にはNFLチームがなかった。俺はパッカーズファンだったわけではない。ただ、アーロン・ロジャースのファンだったんだ。彼を見て育って、彼がどこにいるのかいうことを考えると、パッカーズの試合を見るのが本当に好きだった。俺はロジャースの真似をして、そのクオーターバックとしてのスキルを盗もうとしていた」

ウィルソンは2週間前にプレシーズンのケガから復帰し、ジェッツの若いチームをピッツバーグ・スティーラーズとマイアミ・ドルフィンズに対して連勝させることに貢献した。若いQBは、シーズン第5週のドルフィンズ戦ではパス成功率66.7%、パサーレーティング99.3とキャリアハイを記録するなど、攻撃陣をうまく操っている。

ヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーが率いる若手中心のジェッツは、開幕から好調を維持している。特にルーキーの活躍が素晴らしく、ランニングバック(RB)のブリース・ホールが目の覚める活躍を見せ、ワイドレシーバー(WR)のギャレット・ウィルソンは頼りになるターゲットであり、コーナーバック(CB)のソース・ガードナーはキャリアでまだ5試合しか出場していないのにもかかわらず完璧に相手ディフェンスをロックダウンしている。

ウィルソンと若い選手たちが成長し続ける場合、ジェッツは、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区において今後侮れないチームになるだろう。

ウィルソンは、それぞれのチームのレベルから、プレシーズンには大きく話題にならなかったパッカーズとの試合を日曜日に迎えるが、5週が終わり、パッカーズの守備陣はパスプレーに対してNFLで2位の記録を持っている。ウィルソンがロジャースに投げ勝った場合、ニューヨークにおけるギャンググリーンへの称賛は非常に大きくなるだろう。

ウィルソンはロジャースについて「本当にクールだね。同じフィールドに立てるなんてクールだよ。俺たちは相手の守備陣と戦うわけだから、少し状況は異なっているけどね。去年タンパベイ・バッカニアーズと対戦した時と同じような感じかな。俺たちはトム・ブレイディと対戦したんだ。俺は生まれたときから彼を見ていたから、クレイジーなことだったよ。日曜日の試合もきっと同じようなことになるだろうね」と語った。

【AK】