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復帰を目指すWRデショーン・ジャクソン、「俺は引退していない。フリーエージェントだ」

2022年10月15日(土) 16:55


ロサンゼルス・ラムズのデショーン・ジャクソン【Ben Liebenberg via AP】

デショーン・ジャクソンは結局のところ、スピードを落とさないのかもしれない。

スピードに優れたベテランワイドレシーバー(WR)であるジャクソンは再びプレーすることに興味を示しており、フィラデルフィア・イーグルスとグリーンベイ・パッカーズを希望のチームとして挙げている。

最近、ポッドキャスト『I Am Athlete(アイ・アム・アスリート)』に出演したジャクソンは「違うよ、俺は引退してねえよ。フリーエージェント(FA)だ」と語った。

プロボウルに3度選出された経歴を持ち、ビッグプレーを生み出す達人であるジャクソンは、アダム・“パックマン”・ジョーンズから契約したいチームを聞かれた際にイーグルスとパッカーズを名指しした後、ボルティモア・レイブンズについても言及している。驚くべきことに、ジャクソンはロサンゼルス・ラムズへの復帰も考えていると明かした。

「まずはフィリーだな。それからグリーンベイだ」とジャクソンは話している。

イーグルスは2008年NFLドラフト全体49位でカリフォルニア大学出身のジャクソンを指名した。ジャクソンはこれまでの14年間のキャリアのうち、最初の6シーズンをフィラデルフィアで過ごしている。その後、ワシントン・レッドスキンズ(現コマンダース)、タンパベイ・バッカニアーズで過ごした後、イーグルスに戻ってきて2年間在籍した。そして、2021年シーズンはラムズとラスベガス・レイダースでプレーしていた。

今春、ジャクソンは引退をほのめかしており、2022年にプレーするかどうかは「本当に分からない」とコメントしている。また、復帰するのは適切なチームでなければならないと強調しており、カンザスシティ・チーフス、クリーブランド・ブラウンズ、デンバー・ブロンコス、そしてパッカーズの名前を挙げていた。

4シーズンでキャッチ平均ヤードのトップに立ったジャクソンの能力は、各チームにとって常に魅力的なものだろう。とはいえ、候補になり得るチームは彼の足が現在もどれほど速いのかを懸念しているはずだ。

ジャクソンがキャリア通算でキャッチ632回、1万1,110ヤード、タッチダウン58回を記録していることを踏まえると、各チームが一度検討してみるのも納得することができる。

ジャクソンはイーグルスを第一希望として挙げた理由について詳しく語らなかったものの、街と組織に親しみがあるという点が理由になっているのだろう。

パッカーズに関しては、ワイドレシーバーの助けを求めているのは確かだ。

ジャクソンは同じカリフォルニア大学出身の卒業生について「(クオーターバック/QBの)アーロン・ロジャースは自分のカレッジに通っていたから、ちょっとした関係があるんだ」と語り、「一緒にプレーしたわけじゃないけど、彼はカリフォルニア大学に通っていたから、そこでちょっとしたつながりができた」と続けた。

3番目と4番目の選択肢を挙げてほしいと言われたとき、ジャクソンは「3番目と4番目か。それはたぶん、今の(QB)ラマー・ジャクソンのゲームが好きだからボルティモアだな。ジャクソンとジャクソンだ」と話している。

そして、ジャクソンが4番目の選択肢を挙げなかったことを受け、ジョーンズはラムズの名前を出した。ジャクソンは昨季、ラムズからウェイバーにかけられてレイダースと契約している。

「(いい終わり方では)なかったけど、ほら、俺は自由だし準備ができている」と言うジャクソンは「誰に呼ばれても、ドアをたたかれても、俺はそこにいるぜ」と続けた。

つまり、ジャクソンは機会があれば選り好みをしないということだろう。今はまだ単なる会話と憶測に過ぎないが、復帰の可能性を強調しているジャクソンは次のように話している。

「正式に引退したわけじゃない。復帰する準備はできている」

【RA】