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ベンガルズQBバロウを地元で打ち負かすことを目指すセインツDEジョーダン

2022年10月15日(土) 17:23


ニューオーリンズ・セインツのキャメロン・ジョーダン【AP Photo/Butch Dill】

現地16日(日)、シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウとワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスが2020年1月にカレッジフットボールの全米タイトルの獲得に貢献してから初めて、ニューオーリンズにあるシーザーズ・スーパードームに戻ってくる。

ルイジアナ州立大学(LSU)の勝利は、バロウが勝利の葉巻を味わう象徴的な映像とともにもたらされた。ハイズマントロフィーの受賞者が葉巻を吸うことはそのセレブレーションの一種となっている。

ニューオーリンズ・セインツは日曜日、バロウが試合後に確実に煙を吐き出さないようにするために出てくるつもりだ。

『Associated Press(AP通信)』によると、セインツのディフェンシブエンド(DE)キャメロン・ジョーダンは「彼が日曜日に葉巻を吸わないことを願っている」とコメントしたという。

オハイオ州出身のバロウは大学最後の2シーズンでLSUに移籍。チーム史上最高レベルのシーズンを演出してからは、ルイジアナのファンにとって養子のような存在になっている。

しかし日曜日、ひとたび試合が始まればセインツファンが自分を応援することはないと分かっているバロウは次のように語った。

「いい思い出がたくさんできた場所だ。でも、これはビジネストリップで、俺たちは試合に勝つためにそこに行く。応援してくれていたファンの皆さんに会えるのは楽しみだけど、今回は俺を応援してくれないはずだ」

プレーオフを目指す2勝3敗のチーム同士が対戦する日曜日の試合は、どちらのチームがこれ以上順位の落ち込みを避けられるかが大きなポイントになってくる。両チームとも各ディビジョンの首位とは1ゲーム差だ。

セインツは先週、ホームでシアトル・シーホークスに勝利して4連敗を免れている。一方のベンガルズはこれまでに敗れた試合のそれぞれで惜しい結果に終わった。ベンガルズが敗れた3試合ではすべて、対戦相手が試合の最後のプレーで決勝点を挙げている。

バロウとチェイスのコネクションはシーズン開幕当初から抑制されてきた。チェイスは4試合連続でレシーブヤードが100ヤードを下回っており、その間に決めたタッチダウンは1回だ。先週、シーホークスのQBジーノ・スミスに砕かれたセインツ守備陣との対面を控える中、自分たちが進歩していると信じているバロウはこう話している。

「俺たちはゆっくりだけど確実に自分たちの歩調をつかんでいるところだ。それぞれの試合から多くのことを学んでいる」

セインツは1993年シーズン第18週に勝利を挙げてから、一度も本拠地でベンガルズに勝っていない。ベンガルズはニューオーリンズでの試合(2006年シーズン第11週と2014年シーズン第11週)で2連勝している。セインツは本拠地で行うAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のチームとの対戦で3連敗中だ。

セインツがこの流れを止められなければ、バロウは再びスーパードームで葉巻をふかして勝利を祝うことになるだろう。

【RA】