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【2016年第4週】守備陣の奮闘で接戦もSPが活躍したラムズが白星

2016年10月03日(月) 09:45

タッチダウンを決めて喜ぶロサンゼルス・ラムズWRブライアン・クイック【AP Photo/Ross D. Franklin】

現地2日(日)、アリゾナ・カーディナルスのホーム、ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアムで、同じNFC西地区のロサンゼルス・ラムズを迎えて行われた試合は奮起した両チームのディフェンスが張り合う中、スペシャルチームの活躍でラムズが17対13で勝利した。

前半、ラムズのクオーターバック(QB)ケイス・キーナムがつないだパスをワイドレシーバー(WR)ブライアン・クイックがレシーブし、エンドゾーンまで持ち込んで先制点を上げる。その後、カーディナルス、ラムズともにフィールドゴールで加点。両チーム守備陣が奮闘し、締まったゲームとなるが、前半終了間際、QBカーソン・パーマーからWRマイケル・フロイドへのタッチダウンパスでカーディナルスが10対10のふりだしに戻した。

後半、カーディナルスのアウトサイドラインバッカー(OLB)チャンドラー・ジョーンズがQBサックによりファンブルを誘発してターンオーバー。しかし、攻撃権を得たカーディナルスも、QBパーマーがラムズのディフェンスタックル(DT)アーロン・ドナルドにサックを受けてファンブルし、これをラムズのディフェンスエンド(DE)ユージン・シムズに抑えられて攻撃権を失ってしまう。第3クオーター終盤に、カーディナルスがキッカー(K)チャンドラー・カンタザーロのフィールドゴールで逆転に成功した。

第4クオーターも両チームの堅守により手詰まり状態が続いたものの、ラムズWRダボン・オースティンによる47ヤードパントリターンをきっかけに試合が動き出す。これにより大きく陣地を回復したラムズは、この日2本目となるQBキーナムからWRクイックへのタッチダウンパスで17対13と逆転に成功。試合時間残り1分01秒からのカーディナルス最後の攻撃は、ラムズのコーナーバック(CB)トルメイン・ジョンソンがサイドライン際でインターセプトし、万事休すかと思われたが、インターセプト時にジョンソンの両足がインフィールドについていなかったとして、カーディナルスヘッドコーチ(HC)ブルース・アリアンズがチャレンジを申請。判定が覆り、パス失敗の裁定が下った。しかし、残された時間は5秒、カーディナルスは最後のヘイルメリーパスにかけるも、ラムズOLBマーク・バロンがインターセプトして試合終了。

カーディナルスQBカーソン・パーマーはパス36回中23回成功、288ヤード、1タッチダウン、1インターセプト。WRラリー・フィッツジェラルドは5回キャッチ、62ヤードだった。

ラムズQBケイス・キーナムはパス30回中18回成功、266ヤード、2タッチダウン、0インターセプト。ランニングバック(RB)トッド・ガーリーは19回キャリー33ヤード、82スクリメージヤードと押さえ込まれた。ディフェンスではDTアーロン・ドナルドが1.5サック、DEユージン・シムズが2サックと活躍している。

次週、カーディナルスはアウェーでサンフランシスコ・49ersと、ラムズはホームでバッファロー・ビルズと対戦する。