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【2016年第4週】WRフラーのパントリターンがテキサンズの勝利を導く

2016年10月03日(月) 10:59

ヒューストン・テキサンズWRウィル・フラー【AP Photo/George Bridges】

ディフェンシブエンド(DE)J.J.ワット不在の中で初の試合に挑んだヒューストン・テキサンズは現地2日(日)、ホームでテネシー・タイタンズと対戦。試合はワイドレシーバー(WR)ウィル・フラーが均衡を破る67ヤードのパントリターンタッチダウンを決めたテキサンズが27対20で勝利した。

第1クオーターはフラーの5ヤードタッチダウンレシーブによって14対0とテキサンズがリードを広げたが、タイタンズのキッカー(K)ライアン・サコップがフィールドゴールを決めて3得点。

第2クオーターではテキサンズのKニック・ノバクがフィールドゴールを成功させながらも、タイタンズのランニングバック(RB)デマルコ・マレーが2度のタッチダウンを決めて試合を17対17の振り出しに戻す。それでも、再びノバクがフィールドゴールを挙げて20対17とリードを保って前半を折り返している。マレーが前半だけで2タッチダウンを決めたのは2013年のレイダース戦以来のこと。

しかしながら、後半に入ってタイタンズのサコップが2度目のフィールドゴールを記録し、再び同点に追いつく。その後、40ヤードを4.32秒で走ったフラーがパントから一気にタイタンズの3人を抜き、誰にも捕らわれることなくサイドラインを割ってタッチダウン。2016年ドラフト全体21位指名のフラーと相手の守備陣は距離が離れすぎており、5ヤードライン付近でスピードを緩め、エンドゾーンで軽快なステップを披露した。

テキサンズにとって2013年以来、初となるパントリターンの成功だ。また、フラーはチーム史上初めてタッチダウンレシーブとパントリターンを同一の試合で決めた選手となった。

フラーはこの試合で81ヤードキャッチ、1タッチダウンを記録し、クオーターバック(QB)ブロック・オズワイラーはパス37回中25回を成功させて254ヤード、2タッチダウンをマークしている。

タイタンズのQBマーカス・マリオタは29回中13回のパスを通して202ヤード、0タッチダウンだった。