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【2016年第4週】シーミアン負傷もブロンコスが開幕4連勝を達成

2016年10月03日(月) 11:57

デンバー・ブロンコスのWRデマリウス・トーマス【AP Photo/Jason Behnken】

現地2日(日)、デンバー・ブロンコスはタンパベイ・バッカニアーズの本拠地レイモンド・ジェームス・スタジアムに乗り込み、27対7でバッカニアーズを下して開幕4連勝を達成した。先発クオーターバック(QB)トレバー・シーミアンが負傷退場する中、新人QBパクストン・リンチが予想されたよりも早いデビューを飾り、ブロンコスの勝利に貢献している。

コーナーバック(CB)アキブ・タリブのインターセプトで25ヤードのリターンを決めたブロンコスは最初のポゼッションでバッカニアーズ陣11ヤードへと攻め込み、シーミアンからワイドレシーバー(WR)デマリウス・トーマスへのタッチダウンパスが通って先制。バッカニアーズもQBジェイミス・ウィンストンが7ヤードのスクランブルでタッチダウンを記録したが、以降はブロンコス守備陣に太刀打ちできなかった。

同点で迎えた第2クオーターは元バッカニアーズのCBだったタリブがさらにもう一度インターセプト、最後はランニングバック(RB)C.J.アンダーソンが1ヤードランでタッチダウンにつなげて14対7とリードを奪う。

シーミアンがフィールドを去ったのは前半終了2分前。ブロンコスによると、利き腕ではない左肩を負傷したとのことだ。第3週のシンシナティ・ベンガルズ戦で、1試合で300ヤード以上のパスを投げ、4タッチダウンパスを決めてインターセプトなしというリーグ史上初のプレーヤーとなったシーミアンは、この日もまずまずのスタートを切ったが、第2クオーターでバッカニアーズのディフェンシブタックル(DT)クリントン・マクドナルドにサックされた際に左肩をフィールドに打ちつけてしまう。自力で歩いていたものの、カートに拾われてロッカールームへと引き上げている。シーミアンはユニフォームを着用したまま、ベースボールキャップをかぶってサイドラインから後半の戦況を見守り、代わって出場したリンチがブロンコスの通算9勝目にあたる試合を最後まで戦い抜いた。

ブロンコスが2回のフィールドゴールでさらに点差を広げてスタートした第4クオーターはリンチからWRエマニュエル・サンダースに5ヤードのタッチダウンパスが通り、さらに追加点を重ねた。サンダースは8回のレシーブで88ヤード、1タッチダウンを記録している。

しかしながら、先週に続いて激しい雷雨の予報が発令されたため、試合は一時中断を余儀なくされる。1時間26分後、残り時間6分52秒で試合が再開する頃にはファンの数もまばらになったが、居残ったファンは最後まで声援を送り続けた。